この記事の要点

  • 予測市場が拡大を続ければ、ネイティブアメリカンの部族カジノは来年にも総収益の最大25%を失う恐れがある。
  • CNIGA会長のジェームズ・シヴァ氏は、規制や税務上の明確さが欠如している点に強い懸念を示した。
  • スポーツベッティングが制限される州においても、予測市場が無許可でゲーミング領域へ侵食している。

概要

予測市場の急速な拡大が、ネイティブアメリカンの部族が運営するカジノの収益に深刻な脅威をもたらしている。カリフォルニア・ネイションズ・インディアン・ゲーミング・アソシエーション(CNIGA)会長を務めるジェームズ・シヴァ氏は、オクラホマ・インディアン・ゲーミング・アソシエーションの会議でこの問題に言及した。同氏によれば、予測市場の広がりにより、部族カジノの収益は今年すでに5%減少する初期試算が出ており、取引所が拡大を続ければ来年には総収益の最大25%の売上減少が現実のものとなる公算が大きいという。

全米インディアン・ゲーミング委員会(NIGC)の報告によると、2025年のインディアン・カントリーにおけるカジノ売上高は462億ドルに達しており、その4分の1は巨額の損失に相当する。部族カジノ運営者は、州との間で結ばれた独占的な協定を基盤に事業を行っているが、スポーツベッティングが合法化されていないカリフォルニア州などの地域において、予測市場がスポーツ派生商品を活用して無許可で領域へ侵食していると批判している。シヴァ氏は、こうした予測市場に対する規制や税務上の明確さが欠如している現状を「無法地帯」と表現し、業界が直面した中で最も危険な脅威であると強調した。

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