この記事の要点
- ブラジル大統領選の有力候補2名がオンラインギャンブルの規制強化で一致した。
- 現職のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ氏と対立候補のフラビオ・ボルソナロ氏が、それぞれ規制や禁止を主張している。
- ブラジル国内では、オンラインギャンブルの禁止を支持する有権者が75%に達している。
概要
10月4日に実施されるブラジル大統領選挙に向け、現職のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ氏と対立候補のフラビオ・ボルソナロ氏の両名が、オンラインギャンブルへの規制強化を打ち出している。国内でギャンブル業界に対する否定的な世論が高まっていることを受けた動きである。
ルーラ氏は、依存症や経済的困窮を助長するとしてブックメーカーの事業停止を求めており、現政権は運営会社を制限するための暫定措置を準備している。一方、ボルソナロ氏もオンラインカジノの禁止を公言しており、スポーツベッティングはある程度の監視下にあるべきだが、オンラインカジノは閉鎖すべきとの見解を示した。
ブルームバーグが実施したアトラスインテルによる調査では、ブラジル人有権者の75%がオンライン賭博の禁止を支持しており、反対は17%にとどまった。背景には、200万人以上の依存症患者や750万人の問題のあるギャンブラーが存在するという深刻な社会問題がある。
一方で、ブラジル財務省は、改革がセクターからの税収減につながることを懸念し、規制強化に対して消極的な姿勢を見せている。
日本の読者にとって
ブラジルでは大統領候補がオンラインギャンブルの禁止を掲げるなど、規制強化の機運が高まっている。日本国内においても、オンラインカジノで金銭を賭ける行為は、運営会社が海外のライセンスを保有していても刑法の賭博罪にあたる。また、2025年の法改正により、オンラインカジノサイトへ誘導する情報の発信も禁止されている。
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