KKday(ケーケーデイ)は9月8日、江戸ワンダーランド日光江戸村を運営する株式会社時代村、株式会社五稜バスと連携し、バスターミナル東京八重洲(東京駅直結)と日光江戸村を直接結ぶ高速路線バス「八重洲日光線」の運行を2026年9月19日(土)から開始すると発表した。運行期間は11月30日(月)まで。乗車券はKKdayおよびバスターミナル東京八重洲のチケットカウンターで販売する。
従来、東京から日光江戸村へは電車で1〜2回乗り換えて鬼怒川温泉駅または東武日光駅まで向かい、さらに路線バスやシャトルバスへの乗り継ぎが必要だった。今回の直通バス運行により、「乗り換えゼロ」でのアクセスが初めて実現する。
運行開始日の9月19日は、「敬老の日」と「秋分の日」に挟まれ11年ぶりに実現する5連休「シルバーウィーク」の初日にあたる。大型連休の行楽需要に合わせた運行開始となる。

東京〜日光江戸村、所要約2時間45分・1日1往復
「八重洲日光線」の運行概要は以下の通りだ。
運行区間はバスターミナル東京八重洲 地下A(東京駅直結)と江戸ワンダーランド日光江戸村の間で、途中乗降はない。完全な直行便となる。
運行日は毎週水曜日を除く日程で1日1往復。ただし、9月23日(水)は運行し、11月24日(水)は運休となる。所要時間は約2時間45分。
運賃は片道でおとな4,000円、こども2,000円。QR乗車券の事前予約制だが、空席がある場合は当日乗車も可能だ。販売ページはhttps://www.kkday.com/ja/product/638550。運行事業者は株式会社五稜バス(神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1)が担う。
「乗り換えの壁」が来訪のハードルに 栃木県の外国人宿泊数は過去最高
直通バス運行の背景には、東京から日光江戸村への「乗り換えの壁」という長年の課題がある。
首都圏から近い距離にありながら、電車での複数回の乗り換えと、鬼怒川温泉駅または東武日光駅到着後のバス乗り継ぎが必要だった。この乗り換えと待ち時間の負担が来訪のハードルとなっていた、と3社は説明する。
日光エリアへの観光需要は高まっている。栃木県の2025年の外国人宿泊数は延べ32.8万人泊と過去最高を更新。うち日光市が18.3万人泊と、県全体の5割以上を占める(出典:栃木県「令和7(2025)年栃木県観光客入込数・宿泊数推定調査結果」)。
海外でも、映画・ドラマ・ゲームを通じて侍や忍者、江戸文化への関心が高まっており、訪日旅行での「日本の歴史・伝統文化を体験したい」というニーズが拡大している。江戸の町並みを再現し、当時の暮らしや文化をそのまま体験できる江戸ワンダーランド日光江戸村は、こうした関心に応える数少ない施設として位置づけられている。
3社それぞれの役割と狙い
「東京から、乗り換えなしで江戸の世界へ」——3社はそれぞれの強みを生かして今回の直通バスを実現した。
日光江戸村(株式会社時代村)は、直通バスの玄関口として来訪者を迎え入れ、日光東照宮や鬼怒川温泉など周辺への周遊を生む観光ハブとして機能する。
五稜バスは、長年培った運行ノウハウで東京〜日光間の移動を快適な時間へと変える役割を担う。
乗車券販売を担うKKdayは、グローバルな販売網と送客力で、国内外の旅行者に日本ならではの体験を届ける。3社はこう説明する。「3社それぞれの強みを生かすことで実現する」。
将来的には周辺エリアへの展開も視野 Japan Rail Pass利用者の需要取り込みも
3社は今後の展望についても明らかにしている。
本路線を「単なる一施設への直通バスにとどまらず、首都圏から日光エリアへの『広域送客』を実現する第一歩」と位置づけていると発表した。まず日光江戸村への直通便からスタートし、将来的には周辺エリアへの展開も含め、日光エリア全体の周遊性とアクセス利便性を高めていく方針だ。
また、東京駅を起点とすることで、関西方面から新幹線で到着する旅行者や「Japan Rail Pass」を利用する訪日客の需要を取り込む狙いもある。今後も地域や自治体、交通・観光関連事業者との連携を深め、日光エリアのさらなる活性化に取り組むとしている。
各社の概要
株式会社時代村(江戸ワンダーランド日光江戸村)
所在地:栃木県日光市柄倉470-2。代表取締役:羽入田 良一。テーマパークの運営。https://www.jidaimura.com
株式会社五稜バス
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1。代表取締役:相馬 健一。乗合バス事業・貸切バス事業。https://www.goryobus.co.jp
株式会社KKDAY JAPAN
日本法人所在地:東京都新宿区四谷1-22-5 WESTALL四谷ビル2階。日本支社長:大淵 公晴。設立:2014年5月。拠点:台湾、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、ベトナム、フィリピン、タイ、香港、上海、オーストラリア。事業内容:現地オプショナルツアー・旅行体験予約サイト。https://www.kkday.com/ja
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