グランド・リスボア・マカオは7.1%増、カジノ・リスボア、カジノ・ラーク・マカオ、カジノ・オセアナスは85.7%増
マカオの運営会社SJMホールディングスは、過去6ヶ月間の収益が前年同期比18.5%減の120億8,400万香港ドル(約2,452億6,000万円)となった。サテライトカジノからの貢献が途絶えたことが大きく響き、市場シェアは9.8%にとどまっている。
調整後EBITDAは3.3%増の17億100万香港ドル(約345億2,000万円)に達した。コストインフレや再投資水準の上昇といったマカオ全体の厳しい経営環境が業界の収益性を圧迫し続けているものの、グループの運営効率が継続的に改善していることが反映された結果である。
グループのその他の半島内施設は、再編を経て好調な業績を示した。製品やサービスの拡充が段階的に進んだことが追い風となっている。カジノ・ラーク・マカオ、カジノ・リスボアの拡張エリア、およびジャイ・アライのカジノ・オセアナスのGGR合計は、前年同期比85.7%増の49億3,100万香港ドル(約1,000億8,000万円)を記録した。一方、ホテル、ケータリング、小売、リースおよび関連サービス部門の収益は前年同期比1.8%増となった。グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオの2026年上半期の総収益は39億3,800万香港ドル(約799億3,000万円)で、GGRは前年同期比12.9%増の33億1,500万香港ドル(約672億8,000万円)に上昇している。
収益の増加にもかかわらず、調整後施設EBITDAは2200万香港ドル(約4億4,652万円)へと減少している。サテライトカジノ閉鎖に伴う再編コストや、顧客維持に向けた再投資の増加、さらに市場全体のコストインフレが収益の伸びを相殺したためである。2026年上半期のホテル稼働率は92.9%とわずかに低下したが、これは客室への再投資に対してより規律あるアプローチをとった結果といえる。
グランド・リスボア・マカオの2026年上半期の総収益は40億100万香港ドル(約812億1,000万円)となり、GGRは前年同期比7.1%増の38億3,800万香港ドル(約779億円)を記録した。調整後施設EBITDAは8億6,000万香港ドル(約174億5,000万円)で、前年の8億6,300万香港ドル(約175億2,000万円)とほぼ同水準である。2026年上半期のホテル稼働率は98%で、2025年上半期から大きな変動は見られない。
カジノ・リスボア、カジノ・ラーク・マカオ、ジャイ・アライのカジノ・オセアナスを含むその他の施設は、2026年上半期に力強いパフォーマンスを見せた。GGRは前年同期比85.7%増の49億3,100万香港ドル(約1,000億8,000万円)に達している。この増加は、主にカジノ・リスボアの拡張ゲーミングエリアおよびカジノ・ラーク・マカオからの貢献によるものとみられる。
SJMホールディングス会長兼SJMリゾーツ代表取締役のデイジー・ホー氏は次のようにコメントしている。「2026年上半期は、グループにとって重要な構造転換が完了した節目となった。全ポートフォリオの直接管理体制へ移行したことで、各施設における顧客体験、コスト構造、収益の質に対するコントロールが強化されている。その恩恵はすでに運営実績や利益率の拡大に表れている。今年度の残りの期間も、各施設の独自のポジショニング強化や提供サービスの向上、ターゲット市場における訴求力の強化に注力する方針だ。これらの取り組みを規律を持って実行することで、顧客ロイヤリティを深め、ポートフォリオのパフォーマンスを改善し、持続可能な長期成長を支えていく」
マカオ半島では、キャパシティの拡大と製品提供の強化により、グループが確立してきたダウンタウンのポートフォリオの競争力を高める構えである。ホテル・リスボア・マカオでは、クリスタル・パレス・ゲーミングエリアの第2フェーズが2026年8月10日にオープンし、ゲーミングの収容能力と顧客の選択肢がさらに広がった。同社の支配株主が所有する約400室の客室の改装も完了している。
グランド・リスボア・マカオでは、デラックスヴィラとマンションの改装が2027年の旧正月前に完了する見通しだ。また、2026年4月にオープンしたリスボア・スクエアでは、アジア料理に重点を置いた5つの新しいダイニングコンセプトが導入されたほか、グランドボールルームの改修も完了した。これらの取り組みは、ゲスト体験の向上や施設間の相互送客を促し、半島ポートフォリオが顧客支出のより大きなシェアを獲得する能力を強化するものと期待される。
グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオにおいて、グループは引き続きゲーミングミックスの強化、フロア利用の最適化、投資資本に対するリターンの向上に注力している。旧サテライトカジノからのリソース再配置に伴い、テーブルのキャパシティが増加し、スカイ・フェニックス・ウエストタワーのVIPエリアを含む新しいゲーミングエリアが導入された。ドラゴン・パビリオンもプレミアムマス向け運営に対応するよう再構成されている。メインゲーミングフロアのさらなる強化工事も段階的に進められており、生産性の向上、グループ収益への貢献拡大、そして施設全体の利回り向上を目指す方針だ。
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