この記事の要点
- PHリゾーツ・グループがボホール島のホテル運営を永久に停止した。
- 土地銀行への融資債務の担保となっていた物件が競売対象となった。
- 親会社のウデンナ・コーポレーションによる資産再編の一環である。
概要
PHリゾーツ・グループ(PH Resorts Group)は、子会社のドナテラ・ホテル・パンラオ・コープ(DHPC)が運営していたボホール島のドナテラ・リゾート&サンクチュアリを2026年9月30日をもって閉鎖し、物件をフィリピン土地銀行へ引き渡したと発表した。同物件は融資債務の担保となっており、裁判外の競売手続きの対象となったためである。
今回の措置は、親会社のウデンナ・コーポレーション(Udenna Corporation)とオーナーのデニス・ウイによる再編計画の一環であり、経営難に陥ったホテル・リゾート資産をPHリゾーツ・グループから切り離すことが目的だ。
同社は以前にも、セブ島で統合型リゾート(IR)を計画していたエメラルド・ベイの敷地をチナバンクへ売却し、買い戻し期限に間に合わなかったため管理権を喪失している。この計画では大規模なゲーミングフロアの設置が見込まれていたが、建設の停滞を受けてフィリピンの規制当局であるPAGCORが昨年末に暫定カジノライセンスを取り消していた。
背景(当サイトのデータ)
- 🇵🇭 フィリピンの規制: ランドカジノ「合法・規制済み」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「合法・規制済み」 (規制当局: PAGCOR) 2026年8月23日に編集部が確認 変更履歴: 2026年9月3日 フィリピン下院でオンラインギャンブル広告を全国的に禁止する法案を提出 変更履歴: 2024年12月31日 マルコス大統領の命令によりPOGO(海外向けオンラインゲーミング事業者)が全面禁止・撤退期限を迎えた。国内向けeGamesは引き続き合法。
日本の読者にとって
フィリピンでのIR開発計画の頓挫や資産喪失という事例は、日本で2030年秋ごろの開業を目指し、約1兆5130億円の初期投資を行うMGM大阪株式会社による大阪IRの整備計画にとっても、事業継続性の重要性を示す事例となる。
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