日本当局、MGM大阪のカジノ収益をギャンブル依存症対策に充てる方針

大阪府の担当者は先週開催された説明会において、大阪市の担当者らと共に、ギャンブル反対派からの批判に対応した。活動家らは、2030年の開業を予定しているIRが大阪府内のギャンブル依存症を悪化させると主張している。

国内メディアの娯楽産業の報道によると、批評家らは、IRの収益の最大80%がカジノ売上から生み出されるという指摘に懸念を抱いている。

MGM大阪の開発企業であるMGMリゾーツおよび日本の複合企業オリックスは、日本のカジノ利用者から6000円の入場料を徴収する方針である。

府の担当者は、入場料収入および納付金の一部を活用し、「年間約14億円をギャンブル依存症対策の施策に割り当てる」計画であると述べた。

Osaka City Hall.
大阪市役所

MGM大阪カジノ:参加者から地震への懸念が浮上

質疑応答の時間中、住民からは「巨大地震」の発生に関する不安も投げかけられた。

大阪は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む巨大な領域である南海トラフから約150キロメートル離れた場所に位置している。

地震調査研究推進本部は、今後30年以内に南海トラフでマグニチュード7から9程度の地震が発生する確率を80%から90%と推計している。

批評家らは、IRの敷地近くで地震が発生した場合、MGM大阪は壊滅的な被害を受けると指摘した。説明会に出席したある人物は、府に対してIRの建設プロジェクトを中止するよう求めた。

府側はこの問題に関して「様々な意見」に耳を傾けているとするにとどまり、明確な言及を避けた。

ある参加者は、オリックスやMGMの担当者が説明会に参加していない理由を問い質し、府の説明は「不十分である」と批判している。

府は、説明会の目的がIRプロジェクトに対する「地域合意の形成」にあると回答した。担当者らは、事業者が今後の説明会に参加しない方針を改めて示した。

1日あたり5万人の顧客がIRを訪問すると当局が発表

当局側は、想定される来場者数に関する質問にも直面している。MGM大阪および府の広報担当者は、毎日5万人の顧客がIRを訪れる(年間2000万人)との見通しを示している。

ある参加者は府に対し、これらの数値の算出根拠について質問した。

担当者側は、MGM大阪が「日本の人口統計データ、訪日外国人観光客に関する統計、および海外の既存IR施設のデータ等を調査した」上で推計を作成したと説明している。

開発企業らは昨年10月にIRの起工式を行った。大阪湾の人工島である夢洲に指定された約49.2ヘクタールの土地で複合施設の建設が進められている。

The Japanese island of Yumeshima, in Osaka Bay.
大阪湾に浮かぶ日本の人工島、夢洲

IRにはそれぞれ約2500室を備える3棟のホテルが設置される。さらに、6000人以上を収容可能な国際会議場も併設される見込みだ。

大阪府の担当者は、カジノのフロア面積がIR敷地全体の3%以内(約7万平方メートル)に制限されるとしている。

MGMリゾーツ、オリックス、およびその他のコンソーシアム参加企業は、93億ドル(約1.5兆円)を超える初期投資を見込んでいる。

35年間のカジノ運営権

大阪府はMGM大阪に対し、延長可能な35年間の運営権を付与する方針である。同社は約32億ドル(約5,203億3,000万円)の年間売上高を目指していると発表している。

ただし、この総額のうち非ゲーミング部門の売上は6億1700万ドル(約1,003億3,000万円)にとどまる見通しだ。

先月、MGM大阪の担当者らは、IRプロジェクトへの関与を称する複数の違法オンラインカジノウェブサイトが現在日本のユーザーを標的にしていると警告した。

日本においてオンラインカジノは違法である。日本の法律では、海外のカジノウェブサイトを閲覧するだけでも懲役刑の対象となる。

大阪の財界首脳らは昨年、このプロジェクトを持ち上げた。彼らは、新しいIRプロジェクトが同市を海外旅行者向けの主要なエンターテインメント拠点に変える一助となると主張している。5月には、事業用口座を使用してオンラインカジノ運営業者のために2650万ドル(約43億900万円)を超える資金洗浄を行ったとして、日本の裁判所が企業の従業員3人に実刑判決を下した。