日本の読者にとって

オランダのオランダ賭博管理局(KSA)は免許を持つ国内のオンライン市場を監督しながら違法業者を追うが、日本でカジノが認められるのはIR整備法に基づくIRの中だけで、カジノ管理委員会が監督するのもその区域内のカジノである。KSA会長が問題にしたソーシャルメディア上の違法業者の広告は、日本では2025年のギャンブル等依存症対策基本法の改正で、オンラインカジノへ誘導する情報の発信として禁じられた行為にあたる。

概要

オランダ賭博局(KSA)のミシェル・グルートハイゼン会長は、違法賭博との戦いで欧州各国が協力するよう求めました。同国の年次賭博委員会での議論を受けて公開したブログで訴えたものです。会長は、オランダ人が賭けに使う1ユーロのうち半分が違法市場へ流れていると述べています。

会長が改めるよう求めたのは、健全な海外企業がたまにオランダの客を引きつけているだけ、という世間の見方です。違法業者は資金の流れからソーシャルメディアの広告まで、国境をまたいで動いています。会長は、同局もオランダも単独では小さすぎると認め、本来は国際的な捜査機関を投入すべきだと説明しました。

記事に出てくる「越境協力」は、ひとつの国の役所だけでは追いきれない相手を、国どうしで情報と人手を出し合って追うことだと言い換えられます。国会の議論では、違法サイトを遮断するツールや、偽の身分を使って無許可の業者を調べる案が出て、会長はこれを歓迎しました。つまり、違法サイトにたどり着いてしまう人を減らす手だては、国内でも動き始めているということになります。

一方で会長は、違法市場の国際的な力が議論でほとんど触れられなかったことを残念だと述べました。欧州レベルの規則づくりが、ほかの優先課題に埋もれるとみているためです。金融活動作業部会(FATF)も先週、違法業者を見分けるための「リスク指標」を公表しています。

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