英国のプレーヤーを標的とする無免許カジノが、ソーシャルメディア上で著名ブランドのロゴを不正に流用していることが判明した。テスコがこの件についてロンドン市警察へ通報したと報じられている。

ガーディアン紙によると、偽の「テスコ・カジノ」はフェイスブック上で広告を展開していた。同紙がメタ社へ問い合わせを行うまで、プラットフォーム上に専用ページが存在していたという。

同紙の報道では、当該広告は「テスコ公式カジノ」を名乗るウェブサイトへ誘導していたとされる。そこではスロットゲームが「テスコ・エクストラの通路のように整然と並べられ」、1919年以来107年の歴史を持つFTSE100企業であるテスコの信頼を謳い文句にしていた。

テスコ側はコメントを控えたものの、懸念事項として国家サイバーセキュリティセンターおよびロンドン市警察が運営する詐欺通報サービスへ報告したとの見方が強い。

ロンドン市警察の広報担当者はガーディアン紙に対し、苦情は受理したものの「現時点」では捜査機関への本格的な照会には至っていないと説明している。

ギャンブル委員会(GC)のライセンスを保持せず、ソーシャルメディアを通じて英国のプレーヤーを違法に勧誘するカジノによるブランドや著名人の肖像悪用は、後を絶たない。

無免許業者のギャンブル広告をプラットフォーム上で許容しているとして、メタ社をはじめとするソーシャルメディア企業への批判が強まっている。世界各国の規制当局からは、ブラックマーケット対策としてさらなる対応が求められた。

6月にはオランダの賭博規制当局であるカンススペルアウトーリテイトが、プラットフォーム上の違法広告急増に対する対策が「全く不十分」であるとして、TikTokとメタを厳しく非難した。また、オランダの業界団体VNLOKは、メタのプラットフォームにおける違法ギャンブル広告を巡り、ギャンブル委員会へ苦情を申し立てている。

GCのエグゼクティブ・ディレクターを務めるティム・ミラー氏も6月、iGaming Dailyの取材に対し、ソーシャルメディア上の違法ギャンブル広告撲滅に向けた取り組みの強化が必要だと語った。

ミラー氏は次のように述べた。「テック界の富豪たちが火星への有人飛行を競い合っているというニュースを読むと、信じがたい気持ちになる。彼らはそれを実現できると考えているにもかかわらず、自社プラットフォーム上の非GamStop広告を阻止することは不可能だと主張している。全くもって理屈が通らない」

「彼らが役割を果たさないのであれば、我々が積み上げてきた努力が根本から損なわれる事態となる」

10月1日木曜日に開催されるアルヤン・コルステン氏によるマスタークラスで、マーケティング戦略に責任あるゲーミングを統合する方法を学ぶことができる。カンファレンスの参加パスは、https://sbcevents.com/sbc-summit/masterclasses/ から入手可能である。