バンク・オブ・アメリカの新たな調査により、スポーツベッティングで収支を均衡させることの難しさが改めて裏付けられた。ましてや、その活動を生計の手段にすることは到底できない。
同行は、顧客がオンラインのスポーツベッティングプラットフォームに入出金した資金しか観測できず、引き出されなかった勝利金はデータに含まれていないと認めつつ、その結果がベッターにとって希望を持てるものではないと指摘している。
同行は1月から7月までの資金流入出データを測定した。この期間中、ベッターが預金した1ドル(約150円)に対して75セント以上を引き出せたのは、月ベースでわずか2回にとどまった。7月のネット賭博全体に占めるミレニアル世代とZ世代の割合が88%に達していたことを踏まえると、この傾向は懸念すべきものである。同行の分析はスポーツベッティングと予測市場を対象としており、顧客が他のネット賭博プラットフォームや実店舗型カジノで行った取引は含まれていない。
収入だと?あてにすべきではない
推計値には幅があるが、長期的に利益を出しているスポーツベッティングの利用者はわずか3%から5%に過ぎないと広く指摘されている。このことは、生活の足し、ましてや本業としてその活動や予測市場でのスポーツ取引に頼れる層がさらに限られていることを示唆した。
若年層のベッターは、こうした厳しい勝率にもかかわらず運試しをやめようとしていない。他の調査でも、若年層のコホートほど賭博や予測市場での取引を長期的な財政計画の中心と捉える傾向が強まっていることが確認されている。しかし、バンク・オブ・アメリカが取り上げた4世代の中で最も回収率が高いZ世代ですら、収支の均衡に苦しんでいる。
「Z世代の参加者は所得層の中でオンラインベッティングの現金回収率が最も高かったものの、収支の均衡には依然として遠く及ばなかった」とボウイ氏は述べる。「上の世代よりも多くの回収を見せているように見える一方で、総流入額は総流出額を大幅に下回ったままであり、オンラインベッティングが信頼できる安定した収入源ではないことが示唆されている」
年齢とともに得られる知恵
予測市場の台頭や規制されたスポーツベッティングへのアクセスの容易化に伴い、ベッティングと通常の投資の境界線が曖昧になっていると指摘する資産運用会社が増えており、これは望ましい事態ではない。バンク・オブ・アメリカが指摘するように、その曖昧さの多くは若いベッターの間で見られる。
「バンク・オブ・アメリカの独自調査によれば、回答者の20%がスポーツベッティングを一種の投資とみなしているが、それを投資の形ではないと考える人のほうが多い」とボウイ氏は言う。「Z世代がスポーツベッティングを投資の一種とみなす確率は2倍に達する。ただし、すべての世代において、予測市場でのイベント契約の購入ほうが、スポーツベッティングよりも投資とみなされる傾向が強かった」
これとは対照的に、ベビーブーマー世代とX世代の大多数はスポーツベッティングを投資とは捉えておらず、予測市場に対する姿勢はやや柔軟であるものの、これら2つの層のおよそ3分の1はイベント契約についても投資とはみなしていない。
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