この記事の要点

  • 部族の指導者らが、予測市場の急速な拡大が部族主権を脅かしていると懸念を示した。
  • 予測市場におけるスポーツイベント契約は監督が不十分な違法賭博であると主張された。
  • 全米インディアン・ゲーミング委員会の委員長が2年以上にわたり不在である問題が指摘された。

概要

インディアン・ゲーミング協会(IGA)のデイビッド・ビーン会長と、カリフォルニア・ネーションズ・インディアン・ゲーミング協会(CNIGA)のジェームズ・シヴァ会長が記者団との電話会見で、予測市場の拡大に対して懸念を表明した。両氏は、イエス・ノー形式の取引所の急速な普及が、部族カジノ事業者に認められてきた規制上の権限や部族の主権を脅かしていると訴えた。

シヴァ氏は、予測市場が提供するスポーツ関連の契約実態は違法なスポーツ賭博に等しいと批判した。インディアン・ゲーミング規制法(IGRA)に基づき部族が州との間で排他性協定を結んで土地型ゲーミングを運営する一方で、連邦規制を盾にした取引所側が制限のない全50州での展開を進めている現状が問題視されている。

さらに、全米インディアン・ゲーミング委員会(NIGC)の委員長が2年以上にわたり不在であり、副委員長も退任している状況について、政権側が人事の遅れに関与しているとの指摘がなされた。連邦当局による監督の欠如と予測市場の拡大が重なり、部族側は強い警戒感を示している。

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