ブラジル政府が賭博規制の迅速な改革を検討しているとの報道が浮上した。ルラ・ダ・シルヴァ大統領は、今後数日以内に「ベッツ(Bets)」制度を制限する暫定措置を導入する直前にあるとみられ、全面的な賭博禁止の可能性も排除されていない。
SBCノティシアス・ブラジルによれば、この情報はプラナルト宮殿(大統領府)に近い筋から得られたものである。仮に採択されれば、ルラ氏の暫定措置は即時発効する見通しだ。情報筋は、オンラインカジノやスポーツベッティングといった賭博の全業態が禁止される可能性を否定していない。
つい先週、ルラ氏は公邸に公衆衛生および消費者保護団体の代表者を招き、ベッツ制度がブラジルの家庭に与える経済的影響について協議した。
ベッツとは、オンラインベッティングとカジノの両方を含む枠組みであり、ブラジルがオンライン賭博を合法化・規制するために2025年初頭に採用した法制度である。
ブラジル賭博セクターへの圧力強化
先週開催されたプラナルト宮殿での会合において、賭博業界の団体が一切招待されなかった点は注目に値する。
ルラ氏が参加者に対し「抜本的な決断」が必要であると語ったとの報道もあり、ベッツ制度は施行から2年も経たずに廃止の危機に直面している。大統領の署名一つで事態が急変する公算が大きい。
CNNブラジルは、ルラ政権が賭博規制の強化を急ぐタイミングについて、10月に予定されている大統領選挙と重なると指摘した。
同メディアは、ルラ氏率いる労働者党が自党の支持層を対象に行った調査において、「4人に3人」がベッツ制度に反対していることが判明したと報じた。
規制導入以降、国民の間で債務が急増したとする近年の言説が、否定的な感情を煽る一因となっている。しかし、ブラジル中央銀行はこれらの主張を否定しており、債務の主因はクレジットカードの利用にあるとの見解を示した。
大統領選の決選投票において、ルラ氏は保守的なキリスト教徒から厚い支持を受けるフラヴィオ・ボルソナーロ氏と対決する可能性が高い。SBCノティシアスが報じた選挙前の世論調査では、両者の支持率はそれぞれ約36%と29%となった。
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