この記事の要点
- イタリアの税関・独占局(ADM)が、無免許のオンラインギャンブルサイトとしてPolymarketを含む293のドメインを遮断するようISPに命じた。
- 今回の措置は、予測市場がギャンブルに該当するか金融商品に該当するかという、欧州の規制当局が直面している構造的な問題を浮き彫りにしている。
- Polymarketがイタリア市場で合法的に運営するには、既存のライセンス保持者からライセンスを購入するか、ライセンス保持者へのサプライヤーとして参入する必要がある。
概要
イタリアの税関・独占局(ADM)は、すべてのインターネットサービスプロバイダに対し、293の新規ドメインへのアクセスを禁止する命令を出した。この対象には、世界最大級の予測市場プラットフォームであるPolymarketが含まれている。ADMは、必要なギャンブルライセンスを持たずに賭けやゲームを行う行為を処罰する法律に基づき、2026年7月27日までにプロバイダがアクセス遮断を完了するよう求めている。
Polymarketに対する今回の遮断は、同プラットフォームにとって2度目の措置となる。以前の遮断時には、プラットフォーム側がイタリア人ユーザー向けの実資金による取引を停止したことでアクセスが一時復旧したが、現在は再びアクセス不能な状態となっている。
この問題の背景には、予測市場の法的性質を巡る議論がある。これらをイベントに基づく賭け商品とみなすならADMの管轄となるが、固定ペイアウトを持つ契約を金融デリバティブとみなすなら、金融当局の管轄となる。イタリアでは、政治的イベントへの賭けが公序良俗に反するものとして禁止されており、規制の枠組みが未整備なまま議論が続いている。
背景(当サイトのデータ)
- 🇮🇹 イタリアの規制: ランドカジノ「合法・規制済み」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「合法・規制済み」 (規制当局: ADM(税関・独占庁)) 2026年8月23日に編集部が確認
- 関連トピック: 予測市場・イベント契約、 Polymarket
- これまでの関連記事: 2026年7月13日 ジブラルタルが予測市場の新たな規制案を公表、欧州の標準化を目指す 2026年7月13日 ジブラルタル政府が予測市場の規制枠組みを正式に公表、2件のライセンス交付も完了 2026年7月10日 トランプ氏は予測市場の規制を優先せずと元首席補佐官が明言
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