プラットフォーム、コンテンツ、サービスの主要プロバイダーであるPlaytechが2026年上半期の財務報告を公表した。大半の指標で予想を上回り2桁成長を記録したほか、ブラジル市場への進출計画に関する詳細も明らかにされた。
Playtechが力強い成長を記録
同社の報告によると、2026年上半期の売上高は前年同期比10%増の4億2,510万ユーロ(約759億1,000万円)となった。さらに調整後EBITDAは同77%増の1億6,250万ユーロ(約290億2,000万円)へと急増している。これは7月9日の取引実績発表前の予想をも大きく上回る数字である。一方、調整後EBITDAマージンは30%へと上昇している。
調整後の税引後利益について、Playtechは9,500万ユーロ(約169億6,000万円)を計上し、472%という驚異的な伸びを示した。
フリーキャッシュフローの創出額も1億100万ユーロ(約180億4,000万円)に達し、2500万ユーロ(約44億6,400万円)の自社株買いを実施した後、2026年上半期末時点でのグループの手元現金は3,920万ユーロ(約70億円)となった。参考として、この自社株買いにより同社は発行済み株式の1.8%を取得している。
好調な業績を支えたのは「南北アメリカにおける優れた戦略的進展」であり、売上高が160%急増した米国とカナダからの力強い貢献があった。中南米における事業も順調に推移した。
上半期の好調を受け、Playtechは2026通期の調整後EBITDAについて、当初の予測通り2億5,000万〜3億ユーロ(約535億7,000万円)(約2億9,050万〜3億4,860万ドル)の範囲で着地する見通しであるとの見方を示している。さらに、実際の数値は2億7,000万ユーロ(約482億1,000万円)を上回る見込みであるとも付け加えている。
CEOのワイザー氏が業績に満足感を示す
Playtechの最高経営責任者(CEO)であるモル・ワイザーが同社の財務成績についてコメントし、上半期の業績は経営陣の予想を超過するものである。同社の技術力、パートナーシップの質、そして規律ある戦略実行力の証明となっていると述べた。
ワイザーはさらに、上半期が既存契約の更新や新たなiゲーミング解禁州への進出が見られた戦略的成長の期間でもあったと付け加えた。規制市場および規制整備が進む市場において、同社がさらなる成長に向けて態勢を整えているとの確信を示している。
当社のバランスシートは引き続き強固であり、必要に応じた投資を行うとともに株主への資本還元を行う体制が整った。意欲的な中期目標の達成に向けた自信に揺るぎはなく、各市場においてグループにとってエキサイティングな好機が見込まれる。モル・ワイザー(Playtech CEO)
ブラジル市場への進出に備えるPlaytech
上半期決算の発表に続き、ワイザーはブラジル市場参入に向けた計画についても言及した。ブラジルを「グループにとって極めて重要な戦略市場」と呼び、サンパウロに最近開設したライブカジノスタジオを通じて、すでに現地でのプレゼンスを確保している点を強調している。
ブラジル国内においてギャンブルがいまだ議論の分かれる問題であることを認めつつも、同市場に対して概ね楽観的な見方を崩しておらず、「来年の初め頃までに」現地でのサービス展開を開始したいとの意向を示した。
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