オンライン賭博やゲーミングの選択肢が増え続けている状況は、消費者に圧倒的な数の選択肢を提供している。だが、プラットフォームでの体験そのものが、提供される市場や期待できる配当と同じくらい重要である可能性を示唆する新たな調査結果が発表された。

10人中8人近くがプラットフォームを移行

デジタルエクスペリエンスを手がけるフルストーリーは9月22日、米国の消費者1000人以上を対象とした2026年ギャンブル・ゲーミング調査を公表した。

この調査では、ユーザーがオンラインゲーミング、賭博、予測市場プラットフォームを利用する実態や、意思決定に本当の意味で影響を与える要素が分析された。

驚くべき発見の一つとして、多くの消費者がプラットフォームの変更を辞さない傾向にあることが挙げられる。具体的には、回答者の77%がユーザー体験を理由に別のゲーミングプラットフォームへ乗り換えたと回答しており、44%がその理由として使いやすさを挙げる結果となった。

53%が予測市場も視野に

また、本調査では、従来のスポーツブック予測市場の間で激化する競争にも焦点が当てられている。ベッターの過半数を超える53%が、賭けを行う前に常に、あるいは頻繁に予測市場やゲーミングプラットフォームを比較していると答えた。

比較が短時間で行われる以上、オペレーター側にとって複雑で分かりにくい体験を提供することは許されない。

回答者の約60%は、予測市場の台頭によって従来のスポーツブックの利用頻度が変化したと述べている。

その層のうち、35%がスポーツブックの利用を減らしたと答えた一方で、25%はイベントごとに両方のタイプのプラットフォームを使い分けていると回答した。

予測市場の利用者間ではスポーツが依然として最も人気の高いカテゴリーであり、それに金融や経済イベント、政治や選挙、エンターテインメントが続いた。

悪質な体験も大きな決定要因に

いつものように、ブランドの背後にある信頼性と評判も、消費者がプラットフォームを選ぶ際の最重要項目に挙げられている。ギャンブラーの約60%が意思決定の際にこれらの要素を重視すると回答し、これに59%の使いやすさが僅差で続く形となった。

意外なことに、特定のプラットフォームが提示する潜在的な配当やオッズを挙げた回答者はわずか51%にとどまった。

その一方で、不快な体験が選択に直接的な影響を及ぼすことが広く示された。フルストーリーの調査では、回答者の83%が、デジタル体験の質の低さを理由にゲーミングプラットフォームの利用を停止する可能性が非常に高い、あるいはやや高いと感じていることが判明している。

これは、予測の断念やプラットフォームからの離脱を招く最大の原因とされる複雑すぎる手続きをはじめ、動作の遅さや情報の分かりにくさなど、あらゆる要素に及ぶ可能性がある。

51%の回答者がプラットフォームへ再訪問する際の主要因として高速な動作を挙げており、45%は市場や配当に関する明確な情報を指摘した。

さらに、ゲーミングや賭博に参加する際、79%がリアルタイムの情報やレスポンスの速さを極めて重要、あるいは非常に重要視している。

最後に、パーソナライゼーションも影響を及ぼしていることが分かったが、その重要性は基本的な使いやすさの要素を下回る結果となった。

パーソナライズされた体験を理由にプラットフォームを乗り換えたとする回答は12%であり、興味関心に基づくおすすめ機能があれば予測市場を試す可能性が高まると答えた割合は9%にとどまった。