Citiの最新のテーブル調査によると、マカオのカジノはマス市場の顧客を引き付けるために最低賭け金を引き下げる一方、プレミアム層の賭け金が増加している。市場がフットボールのワールドカップ期間中の低迷期から回復するにつれて、提供サービスの裾野が広がっていることを示している。
Citiが8月に実施した調査で確認されたプレミアム・マスの総賭け金は、前年同月比7%増の1,430万香港ドル(約2億9,036万円)となった。一方、確認されたプレミアムプレーヤーの数は16%減の525人にとどまった。
同証券によれば、プレミアムプレーヤー1人あたりの平均賭け金は27%増の2万7,284香港ドル(約55万円)に上昇した。これに対し、マカオのバカラ(マス)テーブルにおける平均最低賭け金は、前年の2,191香港ドル(約4万4,500円)から13%下落して1,901香港ドル(約3万8,600円)となっている。
事業者が一般プレーヤー向けの間口を広げつつ、プレミアム顧客からの高水準な支出を引き出し続けている状況を示す数値
Citiは8月の調査において、高額賭けを行うプレーヤー(いわゆるホエール)を31人特定した。これは7月より7人多いものの、前年同月比では1人少ない。彼らの平均賭け金は前年同期比54%増の24万3,548香港ドル(約495万円)を記録している。
確認された最大の賭け金は、ウィン・パレスのChairman's Clubにおける82万香港ドル(約1,665万円)であった。さらにCitiは、ウィン・アンコールで68万香港ドル(約1,381万円)、Citi・オブ・ドリームスのSignature Clubで65万香港ドル(約1,320万円)の賭け金を記録している。
プレミアム・マスの調査において、ウィンが首位に立った。確認された総賭け金の29%を占め、前年の18%から上昇している。同社のChairman's Clubは平均賭け金が11万7,300香港ドル(約238万円)を記録し、Citiが訪れた19のプレミアム・マスルームの中で最高額となった。
市場の低価格帯において、CitiはCiti・オブ・ドリームスで最低賭け金が300香港ドル(約6,100円)から1,000香港ドル(約2万300円)の新しいゲーミングテーブルを発見した。同カジノが最低賭け金300香港ドル(約6,100円)という低価格のバカラテーブルを提供しているのを確認したのは今回が初めてであると同証券は述べている。
カジノ事業者によるプレミアム向け設備への投資も進んでいる。MGMコタイは最近、Masters Clubの近くにプレミアム・スロットエリアをオープンしたほか、スプリーム・ルームでは改装工事が行われていた。またCitiは、Citi・オブ・ドリームスでの改装工事や、ザ・エンクレーブの着工を示すとみられるウィン・パレス近郊での建設工事を確認している。
フットボールのワールドカップの影響を受けた6月と7月のマカオのGGRの低迷に対する懸念は和らぎつつあり、プレミアム顧客はゲーミングおよび非ゲーミング製品への支出を継続しているとCitiは指摘している。
同証券は、2026年のマカオのGGRが6%成長するという予測を維持した。
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