日本の読者にとって

テキサス州で争われているのは、スポーツの結果を対象とするKalshiの契約を州が賭けとして縛れるかどうかである。テキサス州と違い、日本ではこの線が法律で引かれており、スポーツの結果を対象に公に認められている賭けはスポーツ振興投票法に基づくスポーツくじだけで、対象もサッカーとバスケットボールに限られる。

概要

テキサス州上院の州務委員会は、予測市場を州のギャンブル規制の対象にすべきかを審議した。米国のカジノ業界団体は、Kalshiやポリマーケット(Polymarket)などに対する州の厳格な監督を求めている。予測市場の側は、連邦の規制で足りるとして反対した。

協会を代表して発言したトレス・ヨーク氏は、スポーツの結果に金を賭ける行為はギャンブルと区別がつかないと主張した。他州では州裁判所が予測市場におおむね不利な判断を下しているとも指摘した。ギャンブル政策の専門家ブリアンヌ・ドラ=シャウォール氏は、米国市民の61%が予測市場をギャンブルの一種とみているとの調査を挙げた。

Kalshiの執行責任者兼法務顧問、ロバート・デノート氏は、予測市場は他の金融デリバティブと変わらず、商品先物取引委員会がすでに規制していると反論した。規制が厳しすぎれば、消費者保護のほとんどない海外の違法業者へ客が流れると警告している。もっともネバダ州では、同社は州内の住民をスポーツ関連の契約から遮断する措置を迫られた。

議員の一部は納得せず、機微な情報の悪用や依存のリスクに懸念を示した。多くの議員は州レベルの規制が必要だとの認識で、商品先物取引委員会と衝突しない形が望ましいとしている。同委員会は、予測市場を制限しようとした複数の州とすでに訴訟で争っている。つまり州が規制に動く場合、テキサス州も連邦との管轄争いの当事者になる。

背景(当サイトのデータ)