ゲーミング業界を分析するプラットフォーム「Blask」がAIを活用して導き出した知見によると、2026 FIFAワールドカップの全104試合において、ベッターがブックメーカーを上回る結果となった。

48の代表チームが参加した計104試合を通じ、「ベッターのトータルインデックスはマイナス56.91で終了した」と、BlaskはGGRAsiaに共有した調査報告の中で述べている。

北米で開催された同大会は、6月11日から7月19日にかけて行われた。

特定のフェーズがベッター優勢への「変動の半分以上を牽引した」と、同分析プラットフォームは指摘する。

大会主催者がグループステージの「マッチデー3」と呼ぶ、6月24日から27日にかけて行われた24試合について、Blaskは「単独でマイナス29.80を記録し、大会全体の損失の52.4%を占めた」と説明した。同プラットフォームは、このフェーズをグループステージの「ラウンド3」と呼称している。

これはグループステージのマッチデー1とマッチデー2を合計した数値を上回るものであると、同社は付け加えた。両マッチデーはそれぞれマイナス14.29とマイナス9.89を記録し、全体の損失に対して合計で42.5%を占める結果となっている。

「ブックメーカーにとって大会全体で最悪の試合」となったのは、グループGのマッチデー3であるとBlaskは明言した。ニュージーランドがベルギーに1対5で敗れた一戦であり、「マイナス10.5という、ベッターにとって最も有利な結果」であった。

ただしBlaskは、グループステージのマッチデー3が「ブックメーカーにとって一様に悪い結果だったわけではない」と観察している。

同フェーズにおいてブックメーカーにとって最高の結果となったのは、0対0の引き分けに終わったコロンビア対ポルトガル戦である。インデックスはプラス8.2を記録し、マッチデー2における「最高値」にほぼ匹敵する数値となった。

グループステージの各マッチデーでは、「ブックメーカーにとって有利な結果が少なくとも1試合は発生しており、損失との差は、その周囲でどれだけの損失が積み重なったかによる」とBlaskは述べている。

グループステージ以降に行われた32試合のノックアウトステージについては、ブックメーカーとベッターの収支は「ほぼ均衡していた」とBlaskは分析している。

データセットの中で最大の試合数を占めるにもかかわらず、「合計でマイナス2.92、損失全体の5.1%にとどまった」と同分析プラットフォームは指摘する。

ノックアウトステージでブックメーカーにとって最高の結果となったのは、スイスが2対0で勝利したスイス対アルジェリア戦で「プラス4.9」であった。業界にとって最悪の結果は、ポルトガルが2対1で勝利したポルトガル対クロアチア戦の「マイナス7.2」だ。とはいえ、これらのインデックス結果はいずれも、グループステージのマッチデー3が「単独で」生み出した範囲内に収まっているとBlaskは説明した。

同分析サービスは要約の中で、「試合レベルで見れば、一方的なフェーズは存在しなかった。データセット内のすべてのラウンドにおいて、ブックメーカーに大きく有利な結果と、ベッターに大きく有利な結果の両方が混在している。変化したのは、そのバランスのみである」と結論付けている。

マッチデー3の「マイナス29.80は、すべての試合がブックメーカーにとって悪化した結果ではなく、ベッターに傾いた試合が多かったことに起因する」とBlaskは述べた。

「ノックアウトステージのほぼ均衡したスコアは、逆のメカニズムによるものである。双方に有利な試合が相殺し合う形となった」と同社は付け加えた。