この記事の要点

  • 米商品先物取引委員会(CFTC)は、予測市場に対する州法の適用を阻止するためアリゾナ州など3州を提訴した。
  • CFTCのマイク・セリグ委員長は、州規制当局が連邦登録された予測市場に矛盾した義務を課していると批判した。
  • 連邦法により予測市場に対する排他的管轄権が与えられており、州法による規制やギャンブル法の執行は認められないと主張している。

概要

米商品先物取引委員会(CFTC)は、予測市場に対する州法の適用を阻止するため、アリゾナ州、コネチカット州、イリノイ州の3州を相手取り連邦地方裁判所に訴訟を起こした。CFTCのマイク・セリグ委員長は、州の規制当局が連邦登録された予測市場に対して一貫性のない矛盾した義務を課そうとしていると批判した。

CFTCは、商品取引所法に基づき指定契約市場で提供されるイベント契約などの予測市場について、連邦が排他的管轄権を有していると主張している。議会が1921年の先物市場の枠組み創設以降、1936年の商品取引所法制定や1974年の改正、ドッド・フランク法を通じて全国一律の規制権限をCFTCに与えてきた経緯を挙げ、個々の州法による規制は「完全な混乱」を招くと訴えている。

さらにCFTCは、州法と連邦法の両方を遵守することは不可能であると指摘している。指定契約市場に求められる公平な全国アクセスが損なわれ、地域ごとのライセンスや手数料などの要件が議会の防ごうとしたパッチワーク状態を生み出すと主張している。CFTCは、自らの排他的管轄権を守るため、今後も同様の訴訟や州法への対抗措置を検討する方針を示している。

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