概要

マカオのウィン・パレスでは拡張計画が、アラブ首長国連邦(UAE)ではウィン・アル・マルジャン・アイランド(Wynn Al Marjan Island)の建設が進む。二つの地でリゾートを手がけるウィン・リゾーツが、2027年に償還を迎える債務の借り換えに動いた。

発行するのは2035年満期のシニアノート9億ドル。私募形式で、手元資金と合わせて既存ノートの償還費用に充てる。フィッチ・レーティングスは新規ノートの長期格付けを「BB-」とした。新規開発の直接の資金ではなく既存債務の置き換えに当たるため、レバレッジには中立と評価している。

ただ、大型プロジェクトを抱えるグループのレバレッジは上昇傾向にある。UAEの開発では、中東情勢の影響などで推定コストが増えた。マカオ市場には競争の激化や中国経済の不透明感が指摘される一方、今後の収益成長が見込まれている。旅先として先に姿を変えるのは、借り換えの数字よりも、工事の続く二つのリゾートの方だ。

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