この記事の要点
- Instagramのアルゴリズムが推奨する賭博事業者の84%がブラジルで無許可営業を行っている。
- ユーザーが1つのアカウントをフォローすると、類似のプロフィールが大量に提案される仕組みが判明した。
- コンテンツクリエイターが有料サブスクリプションを通じて賭博の予想を販売するネットワークが存在する。
概要
ポントフィシア・カトリカ・リオデジャネイロ大学(PUC-Rio)のコンダド・ラボ内にある「Rede em Jogo」プロジェクトの調査により、Instagramのアルゴリズムが頻繁に推奨する賭博事業者の84%が、ブラジルで認可を受けずに運営していることが判明した。研究者らが55以上のInstagramアカウントを調査し、ブラジル賞典賭博局(SPA)の公式登録簿と照合した結果である。
調査によると、ユーザーが1つの賭博アカウントをフォローすると、レコメンデーションシステムによって類似のプロフィールが次々と提案される。これらの中には、有料のサブスクリプションやTelegramグループを通じて賭博の予想を販売する「ティプスター」と呼ばれるクリエイターも含まれている。また、オンラインカジノのライブ配信風動画を用いて、特定のゲームが「当たっている」と宣伝するアカウントも確認された。
多くの無許可事業者は、広告内で「責任あるギャンブル」や業界団体への言及を行い、あたかも認可を受けているかのような表現を使用している。Metaのポリシーは、18歳未満へのターゲティング禁止やライセンスの提示を求めているが、無許可の事業者を特定する方法や、責任あるギャンブルの実践に関する詳細は規定されていない。研究者らは、アルゴリズムの仕組みが規制と整合していないことがシステム的なリスクを生んでいると結論づけている。
背景(当サイトのデータ)
- 🇧🇷 ブラジルの規制: ランドカジノ「法制化進行中」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「違法・禁止」 (規制当局: SPA(賭博監督庁)) 2026年8月23日に編集部が確認 変更履歴: 2026年10月1日 オンラインカジノが「合法・規制済み」から「違法・禁止」に(ブラジル当局、全国的な禁止措置に伴い賭博関連ドメイン5,209件のブロックを要請) 変更履歴: 2026年9月29日 ブラジルのオンラインゲーム禁止措置を受け需要が20%減少、Blask分析で判明
- これまでの関連記事: 2026年9月14日 ルーラ大統領がブラジルでの賭博事業停止を改めて要求 2026年9月7日 ブラジル政府、10億レアル超の違法賭博資金を没収する手続きを整備 2026年9月7日 ブラジル大統領ルラ氏、国内のオンライン賭博規制強化へ向けた姿勢を表明
日本の読者にとって
日本国内からオンラインカジノで金銭を賭けることは、運営会社が海外のライセンスを持っていても刑法の賭博罪にあたる。また、2025年のギャンブル等依存症対策基本法の改正により、オンラインカジノサイトへ誘導する情報を発信することが禁止されている。
この記事はiGaming Business、Yogonet Internationalの報道をもとに、当サイトが要点をまとめたものです。詳しい内容と正確な表現は原文でご確認ください。
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