この記事の要点
- バリー・ディラー氏が率いるピープルがMGMリゾーツ・インターナショナルの非公開化買収提案を取り下げた。
- 取引の複雑さを理由に買収を断念したとされ、発表を受けてMGMの株価は時間外取引で急落した。
- ディラー氏はMGMとの将来的な戦略的取引には引き続き前向きな姿勢を示している。
概要
バリー・ディラー氏が率いるピープル(People Inc.)は、6月に提示していたMGMリゾーツ・インターナショナル(MGM Resorts International)の非公開化に向けた180億ドルの買収提案を取り下げた。この発表を受け、水曜日の時間外取引でMGMの株価は8.11%下落し、34.80ドル前後で推移するなど急落した。翌日の株式市場がこの水準付近で引けた場合、6カ月ぶりの安値をつける見通しとなっている。
ディラー氏や取締役会メンバーがラスベガスを訪れたタイミングでこの方針が明らかになった。同氏は買収断念の理由として取引の複雑さを挙げ、思い描いたような条件が整わなかったと説明している。買収提案の当初は提示額の引き上げや競合による対抗提案の観測から株価が急騰したが、その後はそうした動きが見られず、交渉の先行きを不安視する見方が広がっていた。
ディラー氏はピープルによるMGM株の保有状況については明言しなかったものの、同ゲーミング企業との将来的な戦略的取引については関心を示している。ただし、具体的な取引の形やMGM側がその提案に応じる姿勢を見せているのかどうかは明らかになっていない。
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