マレーシアのゲーミング機器販売大手アールジービー・インターナショナル(RGB International Bhd)が、アラブ首長国連邦(UAE)の新しいカジノ市場におけるベンダーライセンスの取得を承認された。
ジ・エッジ・マレーシア(The Edge Malaysia)の報道によると、同社のガナサー・カリアッペンス執行取締役がUAE当局からの承認を認め、「これにより、同地域においてマシン供給や関連サービス、保守を手がける正規ベンダーとしての活動が可能になる」と述べている。
UAEの一般商業ゲーミング規制当局(GCGRA)によれば、同国内での営業が許可されているゲーミング関連ベンダーは現在22社に達している。Aristocrat、Novomatic、Light & Wonder、Konami、IGTなどが含まれている。
同社がライセンスリストに名を連ねた背景には、UAE初となる統合型カジノリゾート、ウィン・アル・マルジャン・アイランドの開業を控えている事情がある。当初は2027年上期の開業が見込まれていたものの、イラン周辺の紛争に起因する物流や輸送上の課題により、「小規模な遅れ」が生じる可能性もある。
今後の展望についてカリアッペンスは、「営業開始まではまだしばらく時間を要するが、マシン、サービス、関連商材の分野で関係構築を進め、将来の商機を模索するための優位なポジションを確保できた」との見方を示している。
UAE市場への進出により、同社はマカオ、フィリピン、シンガポール、ベトナム、カンボジアといった、現在も成長を続ける主要市場以外の地域へと事業を拡大させる。
最高執行責任者(COO)のチュア・エン・メンは、グループとして「フィリピンで需要が見られるほか、ベトナムとも協議を進めている」と語り、カンボジアではカジノ側からマシンのリースに関する関心が寄せられているものの、「現時点で新規店舗の開設は検討していない」と説明している。
今年の最初の3カ月間における同社の売上高は前年同期比19%増の8,740万マレーシアリンギットに達し、主力のゲーミング機器販売・マーケティング部門の好調がそれを後押しした。一方で、為替差損の発生により、同期間の利益は15%減の1,150万マレーシアリンギットにとどまった。
同社は決算発表の中で、「事業の強靭性を維持しつつ、各市場における適切な事業拡大の機会や、潜在的なプロジェクトの展開を引き続き追求する」との方針を掲げている。
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