この記事の要点
- nanocosmosはSBCサミットで新配信技術を披露する方針だ。
- 新機能のnanoStudio Chromaはクラウドベースのクロマキーツールである。
- 1つのスタジオ映像から無制限のブランド別出力を実現する。
概要
動画配信技術を手がけるナノコスモス(nanocosmos)は、リスボンで開催されるSBCサミットにおいて、新しいクラウドベースのクロマキーツール「ナノスタジオ・クロマ(nanoStudio Chroma)」を展示する方針だ。同社は10年以上にわたりリアルタイム動画の配信技術を開発しており、超低遅延ストリーミングの中核である「ナノストリーム(nanoStream)」と、配信前の加工やブランディングを行うクラウド層の「ナノスタジオ(nanoStudio)」を組み合わせたプラットフォームを提供している。
今回発表されたナノスタジオ・クロマは、ナノスタジオの機能として新たに追加されたものである。従来のライブカジノ運営では、新しいテーブルや市場ごとのデザイン、VIPルームを追加するたびに専用のハードウェアや複雑な設置作業が必要となり、スタジオスペースが圧迫される課題があった。新ツールを活用すれば、1人のディーラーと1枚のグリーンスクリーン、1つの入力フィードだけで、事業者が必要とする数だけのブランド別バージョンをクラウド上で構築できる。スタジオやディーラーを変更することなく、プレイヤーの視覚に映る背景だけを変化させることが可能となる。
同社のCEO兼創業者であるオリバー・リッツは、新たなスタジオを建設することなく1つのフィードから複数の背景を追加できる点を強みとして挙げている。SBCサミットの会場では、ナノスタジオ・クロマのほかにも、MOQを用いた超低遅延ストリーミング、多言語のカスタマーサポート、ゲームラウンドの記録、高度なセキュリティなど、ライブカジノやiゲーミングの運営に対応する各種ツールが公開される予定である。
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