2025年4月24日に起工式、工期は約5年
大阪・夢洲の統合型リゾート(IR)「MGM大阪」は、2025年4月24日に起工式を実施し、本格的な建設工事が始まった。運営主体はMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの共同出資会社で、2030年秋の開業を目指す。敷地面積は約49ヘクタール、中核となるメインタワーは高さ約126メートルで、湾岸部のランドマークとなる規模だ。
「結びの水都」「WOW Next」をコンセプトに
MGM大阪は、日本の伝統と現代性を融合する施設コンセプトとして「結びの水都」を掲げ、来訪者体験のキーワードに「WOW Next」を設定した。カジノ区域は全体延床面積の3パーセント以内に収め、国際会議場、展示施設、劇場、ホテル、商業施設を一体的に配置する。カジノ部分は入場規制の対象となり、日本人客は24時間で最大3回、7日で最大10回までの制限がかかる。
MICE機能と観光集客を両輪に
施設には最大6,000人規模の国際会議場や、2万平方メートル級の展示場を整備し、MICE(企業会議・報奨旅行・国際会議・イベント)誘致で関西経済への波及を狙う。運営側は開業後、年間来訪者2,000万人規模を見込み、関西経済への経済波及効果は複数の試算で年1兆円超と報じられている。MGMリゾーツは2025年の決算説明で「日本は中期の最重要プロジェクト」と位置付けており、開業までの工程管理が焦点となっている。