主要観光エリアを2027年までに完全カバー

大阪観光局は、2030年秋の大阪IR開業に先駆けて、多言語対応フリーWi-Fiネットワークを主要観光エリアに全面展開する計画を進めている。心斎橋、難波、梅田、ユニバーサルシティ、天王寺、新大阪、夢洲周辺の各エリアを2027年までに完全カバーし、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語、ベトナム語、スペイン語の6言語に対応する。

サイネージ・決済・AIチャット観光案内も統合

Wi-Fiに加え、駅・商店街・観光施設の多言語デジタルサイネージ、キャッシュレス決済端末(タッチ決済、QRコード決済、多通貨対応)、AIチャットボットによる観光案内を統合整備する。観光案内は、リアルタイムの混雑情報、交通機関の運行状況、レストラン予約、IR施設の入場予約連携など、滞在中の動線を丸ごとサポートする設計だ。

IR開業を待たず早期展開

大阪観光局は「IR開業時に一気に整備するのではなく、2027年・2028年の段階的拡充で訪日客体験を前倒しで向上させる」と説明する。すでに万博時に整備されたインフラを基盤に、段階的なアップグレードで投資効率を最大化する。IR開業と合わせ、関西圏全体でデジタル観光インフラの国際競争力が一段と高まる見通しだ。