F1・WBC・テニス・eスポーツが候補

関西のスポーツビジネス界は、2030年秋の大阪IR開業を契機に、国際スポーツイベントの誘致活動を加速させている。候補として挙がっているのは、F1グランプリの大阪GP新設、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)予選ラウンドの誘致、ATP・WTAテニスツアーの大阪オープン昇格、eスポーツ世界大会の継続誘致などだ。

IR施設とスタジアムの統合運営

大阪IRの国際会議場(最大6,000人)は、オープニングセレモニー、表彰式、スポンサー向けレセプションの舞台として活用できる。近隣の京セラドーム大阪、ヤンマースタジアム長居、大阪城ホール、万博記念競技場などと組み合わせ、複数会場を連動運営するイベント設計が可能になる。宿泊施設としてのIRは、選手・関係者・VIP観客向けの一等地を提供する。

観光・MICEとの好循環

スポーツイベントは、MICE・観光需要と好循環を生む。国際大会参加者は平均滞在日数が7〜10日と長く、同伴家族との観光消費も高い。関西スポーツ協議会は「スポーツ×IR×観光」の三位一体モデルを、2030年代関西の主要成長戦略として位置付け、10年計画での誘致活動を進めている。日本のスポーツビジネスは、IR開業を機に新たな成長段階に入ろうとしている。