開業初年度の外国人比率は3割、長期で5割近くに
大阪IRの事業計画によると、開業初年度の外国人来訪者比率は約3割、長期的には5割近くを目標としている。国内観光に比べて消費単価が高い富裕層・高所得層を主要顧客に据え、1人あたりの滞在時間と消費額を最大化する設計だ。運営主体のMGMリゾーツとオリックスは、シンガポール・マリーナベイサンズが実現した「客単価重視型IR」のモデルを日本市場に持ち込む。
スーパーヨート桟橋・ヘリポート・プライベートジェット連携
高額顧客のアクセス手段として、大阪IRの敷地内にはスーパーヨートを係留できる桟橋、ヘリポート、そして関西国際空港・神戸空港などからのプライベートジェットを連携させる送迎サービスが計画されている。宿泊棟のうち1棟は「MGMラグジュアリー」ブランドで整備され、最上階にはプライベートカジノルーム、プールヴィラ、専用ビーチラウンジなどが配置される見通しだ。
MICE・ウェルネス・食文化の3軸で訴求
富裕層向けの柱はカジノだけではない。最大6,000人規模の国際会議場を活用したMICE、関西の食文化・ミシュラン連携、瀬戸内・京都・高野山への周遊を含めたウェルネスツーリズムの3軸で、非ゲーミング施設の比重を高める計画だ。運営側は「ゲーミング依存の経営を避けることで、長期的な収益安定と地域波及効果を両立させる」と説明している。