大学コンソーシアムが連携プログラムを策定
大阪IRの開業を控え、関西の20大学・短期大学が集まるコンソーシアムは、IR関連産業向けの共同カリキュラムの整備を進めている。通訳、観光、ホスピタリティ、MICE運営、多言語顧客対応など、IR運営で直接必要とされるスキルセットを体系的に学べる設計だ。2027年度からの本格展開を予定している。
現場実習と資格取得を両立
プログラムの特徴は、座学だけでなくIR運営会社や関連業界(ホテル、航空、旅行、飲食)での現場実習を組み込むことだ。合わせて「通訳案内士」「ホテル経営士」「MICE専門人材」などの資格取得を後押しし、卒業時点で即戦力となる若年層を輩出する。関西大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学、阪南大学などが主要参画校となる見込みだ。
若年層の関西定着にも期待
大阪IR開業後は、観光・ホスピタリティ産業で年間数万人規模の雇用増が見込まれる。連携プログラムは、関西出身学生が地元で魅力的なキャリアを選択できる受け皿を整備する側面も持つ。若年層の首都圏流出を抑え、関西経済の自立的な成長を支える「人材インフラ」として位置付けられている。