開業から再エネ100%で運用
大阪IRの運営主体は、開業時から施設全体の運営電力を実質再生可能エネルギー100パーセントで賄う目標を掲げている。関西電力、JERA、大阪ガスらとの非化石証書付き電力調達契約の交渉を進めており、太陽光、洋上風力、バイオマスなどの電源を組み合わせて供給する計画だ。
屋根・ファサード太陽光も自家発電
施設自体の自家発電として、ホテル棟・MICE施設・駐車場の屋根・ファサードに太陽光発電設備を設置する。生成電力は施設内のエネルギーマネジメントシステム(EMS)と連動し、需給ピーク時は蓄電池システムで調整する。自家消費率は20パーセント程度を見込み、残りは外部調達の再エネで補う二段構えとなる。
国際ESG基準への適合で差別化
再エネ100パーセント運用は、欧米の富裕層観光客・国際会議主催者のESG(環境・社会・ガバナンス)基準に適合するための必須要件になりつつある。LEED、BREEAM、Green Keyなどの国際認証取得を視野に、建物の省エネ性能、水利用効率、廃棄物削減、生物多様性配慮なども総合的に組み込む。大阪IRは「アジアで最もサステナブルなIR」のポジションで差別化を図る戦略だ。