大阪IRを起点にした関西広域周遊

瀬戸内海のクルーズ各社(ガンツウ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなすなど)は、2030年秋開業の大阪IRと連携し、大阪を起点とする「関西ラグジュアリー航路」の新設を計画している。IR宿泊客を対象に、大阪→神戸→高松→広島→宮島→大阪の2泊3日から5泊6日のパッケージクルーズを展開する構想だ。

富裕層向けオールインクルーシブ体験

航路上では、瀬戸内の食材を使った会席料理、地元酒蔵とのコラボ、アートアイランド(直島・豊島)訪問、伝統工芸体験(備前焼、讃岐和三盆、広島かきエクスペリエンス)などが組み込まれる。IR施設のカジノ、MICE、ホテル体験と合わせたオールインクルーシブのラグジュアリー体験として、欧米・中東の富裕層に訴求する狙いだ。

港湾インフラも連動整備

瀬戸内海沿岸の港湾では、大型クルーズ船対応の岸壁整備、免税店、多言語案内、wifi・充電設備の拡充が進む。神戸港、高松港、広島港、宇野港(岡山)、松山港は既にクルーズ船の受け入れ実績があり、IR連動の航路設定によって寄港数の増加が見込まれる。地域経済への波及効果として、クルーズ寄港1回あたり数千万円規模の消費が発生すると試算されている。