府内居住・在学者対象、最大30万円補助
大阪府IR推進局は、2030年秋の大阪IR開業に向けた人材育成施策として、専門学校・大学のIR関連コース受講者を対象とした補助金制度を創設した。対象は府内在住または府内在学の学生・社会人で、受講料の最大50パーセント(上限30万円)を補助する。予算枠は初年度で年間3億円規模を確保した。
対象コースは7分野
補助対象となるのは、カジノディーラー養成(日本カジノスクール他)、MICEコーディネーター、通訳・翻訳、ホスピタリティ、観光経営、多言語接客、IT・デジタル運営の7分野で、府が指定する認定コース一覧に基づく。各コースは一定の実習時間と修了試験を満たす設計となっており、補助金受給者は修了後、府内IR関連業種への就業報告が求められる。
若年層の関西定着と雇用創出
制度設計の背景には、若年層の首都圏流出を抑え、関西圏でのキャリア選択肢を広げる狙いがある。大阪IRの運営期雇用は1万5,000人規模、関連産業を含めると最大9万人規模とされており、若年層にとって新たな就業機会となる。大阪府は「IR開業は、関西の人材循環を変える転換点」と位置付け、補助金制度と並行して企業向けの雇用助成や訓練補助も組み合わせている。