国内最大級の建設案件、3社共同JVで受注

2030年秋開業の大阪IR建設工事は、大林組・竹中工務店・大成建設の3社を中核とするジョイントベンチャー(JV)が受注した。建設総額は1兆円を超える大型案件で、関西圏のゼネコン・サブコンに大規模な商機が広がる。工事は地盤改良(255億円規模)、基礎、高層建築、ホテル内装、MICE施設の順に段階的に進む計画だ。

メインタワー126m・ホテル棟の同時進行

JVは、メインタワー(高さ約126メートル)と3棟のホテル棟を同時並行で建設する工程計画を採用する。2025年4月の起工式を皮切りに、2026年秋の地盤改良完了後に本格的な基礎工事が始動する。構造体工事、内装工事、設備工事を順次投入し、2030年春の竣工検査、2030年秋の開業を狙う。

関西経済への波及効果も大きく

建設期の累計雇用は延べ数万人規模で、関西の中小建設業、資材メーカー、設備業者にも連鎖的な需要が波及する。鉄骨、ガラスファサード、照明設備、空調設備、エレベーターなど幅広い分野で、関西企業の受注が見込まれている。IR建設はオフィスビル・ホテル建設とは異なるカジノ機器、MICE施設、監視システムなどの特殊工事も伴い、技術的な波及効果も期待される。