発着枠40万回体制、国際線が軸
関西エアポートは、2030年秋の大阪IR開業を見据え、関西国際空港の発着枠を段階的に年40万回体制に拡張する計画だ。現状の年30万回台からの引き上げで、主に国際線の増便で吸収する。アジア・欧米からの中長距離便の就航と、東南アジア・中国・韓国・台湾からのLCC直行便の拡充が軸となる。
24時間運用を活かした夜間貨物・深夜旅客
関西国際空港は、24時間運用可能な数少ない日本の国際空港として、深夜帯の貨物便と旅客便の両面で機能を強化する。IR施設の深夜・早朝アクセスを担う夜行バスや高速船と組み合わせ、24時間稼働の観光エコシステムを構築する。IRの高稼働率と航空輸送力の双方が相乗効果を生む構造だ。
神戸・伊丹との広域連携
関西エアポートは、神戸空港・伊丹空港も運営しており、3空港の機能分担を最適化する計画を進めている。神戸空港は国際線拡張と近距離アジア便、伊丹空港は国内線の集中、関西国際空港はアジア・欧米幹線とLCC国際線を担う枠組みだ。3空港連携によって、IR来訪者の多様なアクセスニーズに応える体制が整いつつある。