この記事の要点
- フィリピンのオンラインゲーミング市場の持続可能性と規制が議論された。
- PAGCORがカジノ・フィリピーノからの分離案や公式アプリの計画を公表した。
- クラウン・リゾーツがアジア市場での国際マーケティング再開を明らかにした。
概要
2026年9月14日から17日まで、マニラのニューポート・ワールド・リゾーツでIAG EXPO 2026が開催された。主要オペレーターや規制当局者が集まり、転換期にあるアジアのゲーミング業界の諸課題について討論が行われた。
フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)のジェッサ・マリーズ・R・フェルナンデス氏は、オンラインゲーミング市場の減速を持続可能な市場構築の好機と位置づけた。一方で、規制枠組みが複雑で国際的な事業者の参入を妨げているとの指摘もあり、規制管理と参入しやすさの両立が議論となった。
PAGCORの会長兼CEOであるアレハンドロ・テンコ氏は、カジノ・フィリピーノからの分離案が間もなく政府に提出される見通しであると報告した。また、合法的なプラットフォームを識別するための公式アプリを第4四半期に導入する計画や、自己除外リストが2万6,000人以上に増加したことを発表した。
その他の動きとして、クラウン・リゾーツ(Crown Resorts)のデビッド・ツァイCEOは、中断していた国際マーケティングを再開し、アジア市場での成長を目指すと明かした。また、MGM Chinaなどの幹部は、アジアの統合型リゾート(IR)が非ゲーミング分野のレジャー体験で競争を強めている現状を共有した。
背景(当サイトのデータ)
- 🇵🇭 フィリピンの規制: ランドカジノ「合法・規制済み」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「合法・規制済み」 (規制当局: PAGCOR) 2026年8月23日に編集部が確認 変更履歴: 2026年9月3日 フィリピン下院でオンラインギャンブル広告を全国的に禁止する法案を提出 変更履歴: 2024年12月31日 マルコス大統領の命令によりPOGO(海外向けオンラインゲーミング事業者)が全面禁止・撤退期限を迎えた。国内向けeGamesは引き続き合法。
- 関連トピック: ヒルトン・マニラ(ニューポート・ワールド)
- これまでの関連記事: 2026年9月30日 フィリピン規制当局がマニラのIRにスマートテーブル導入を義務付けへ 2026年9月25日 フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)のアレハンドロ・テンコ氏が、分離プロセスが始まった後のカジノ・フィリピーノ会場の運命について詳しく語る 2026年9月22日 PAGCORがフィリピン全土のカジノおよびIRに対しスマートテーブル技術の導入を義務化へ
日本の読者にとって
アジアのIRが非ゲーミング分野の体験価値で競争しているという議論は、MGMリゾーツを中核株主とするMGM大阪株式会社が整備を進める大阪IRの計画においても、集客戦略上の重要な視点となる。
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