文・真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
この記事の要点
- ADI PredictstreetはFIFAの公式予測市場パートナーとなった。
- 取引高の大部分が暗号資産ウォレットのネットワークによるものと判明した。
- 研究者らは自作自演の取引である可能性を指摘している。
概要
ADI PredictstreetがFIFAワールドカップの公式パートナーの地位を得るために多額の資金を投じて以来、その取引実態をめぐる疑義が表面化している。
同社は昨年4月にジブラルタルでギャンブルライセンスを取得し、FIFAの公式パートナーとなった。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査によって、9月下旬までの取引高のうち大部分が特定の暗号資産ウォレットのネットワークから発生していたことが判明した。さらに、このネットワークは8月下旬以降の取引の大半を占めており、独立した顧客による活動はわずかであった。ハバード大学の研究者らは、これらのアカウントが互いに取引を繰り返していたことを突き止めている。
こうした取引パターンは、見せかけの取引高や流動性を作り出す行為であるウォッシュトレーディングの疑いを抱かせるものだ。ジブラルタルのギャンブル委員会は、事前の審査で同社が自己取引を禁じる規則に適合していたと述べている。
ADI Predictstreetはインターナショナル・ホールディング・カンパニーとの関係が取り沙汰されているものの、王室の関与については否定している。FIFAはリアルタイムの監視などの安全措置を約束していたが、研究者らが暴いた取引パターンをそれらの措置が検知できたかどうかは明らかになっていない。
背景(当サイトのデータ)
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