この記事の要点

  • 成人のギャンブル人口のうち約30万人が依存傾向にある。
  • ワールドカップ期間中にスポーツ賭博の相談件数が大幅に急増した。
  • 依存者の大半は男性で、平均借入額は3万5,000〜5万ユーロに及ぶ。

概要

オーストリアのアントン・プロクシュ研究所は、成人のギャンブル人口のうち約30万人が依存傾向にあると明らかにした。同研究所のオリヴァー・シャイベンボーゲン氏は、ワールドカップなどの世界的なスポーツイベントが問題を悪化させるリスクになると指摘し、開催期間中にスポーツ賭博に関する相談が大幅に急増したと述べた。

特に、スポーツ賭博を実力に基づいた取り組みと誤認し、心理的抑制が低下することや、的中困難なマルチベットの魅力が危険視されている。相談者の大半は25歳から28歳の男性で、入院治療を受ける者の平均負債額は3万5,000ユーロから5万ユーロに達し、最大で30万ユーロに及ぶケースもある。

オーストリアは現在、カジノ・オーストリア(Casinos Austria)による国家独占体制だが、遅くとも2027年10月までに市場を自由化する方針だ。安全なギャンブルのノウハウを持つ国際企業の参入が、依存者数の減少に寄与することが期待されている。

背景(当サイトのデータ)

日本の読者にとって

オーストリアが市場自由化にあたり国際企業のノウハウによる依存症対策を期待している点は、カジノ管理委員会が監督する日本のIR整備における依存症対策の議論と対比される。

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