エースサイト・フィルズ・ホテル・コーポレーションは金曜日、今年初めに建設を中断して以降、ウォーターフロント・マニラ・ホテル&カジノの再開発再開には至っていないと発表した。現在は上部構造を良好な状態に保つため、「適切な保守活動」に注力している状況である。

同社はフィリピン証券取引所からの照会に対し、当初は再開発の第1フェーズを2026年、第2フェーズを2027年に完了させる予定であったと回答している。しかし「中国のゲーミング市場の低迷、ランドベースカジノに対するオンラインゲーミングの人気上昇、イラン情勢に起因する原油価格の高騰」といった複数の事象が重なり、観光客の増加やビジネス環境の改善により設備投資が正当化される時期まで、再建活動を一時停止するのが賢明との判断に至った。

エースサイトは2028年の再開を見込んでおり、「それまでの間、経営陣はホテルの上部構造を物理的に良好な状態に維持すべく、適切な保守活動を継続する方針だ」と付け加えている。

旧マニラ・パビリオン・ホテルであるウォーターフロント・マニラ・ホテル&カジノは、2018年3月に発生した火災で焼失した。出火原因は電気配線の不具合とされており、カジノのスロットマシンエリアで発生したこの火災により、パグコーの従業員6名が命を落とす悲劇となっている。

エースサイトは6月、ホテルの再開に向けた事業見通しを再検討していることを初めて明らかにした。当初は保険会社から提供された15億ペソの資金で賄う予定だった再開発費用が、推定36億ペソまで膨れ上がったためである。同社は、資材費や人件費の急激な高騰が予算を「保険金の受取額を大幅に上回る」水準まで押し上げたと説明している。

エースサイトは、ウォーターフロント・フィリピンズが55.7%の株式を保有する支配株主となっている。