この記事の要点

  • 英国賭博委員会はギャンブル業界のマネーロンダリングリスクに関する最新の評価報告書を公表した。
  • AIを用いたなりすましや暗号資産などのデジタル決済が新たなリスクとして浮上している。
  • 英国政府は違法営業への対策を強化するため追加予算の拠出や権限拡大を行っている。

概要

英国賭博委員会(UKGC)は、ギャンブル業界におけるマネーロンダリングやテロ資金供与の危険性に関する評価報告書を公表した。この文書は規制当局や事業者の指導を目的としつつ、技術の進展や違法市場の拡大に伴う脅威に警告を発している。

報告書では、人工知能を活用して本人確認を回避する手口や、匿名性と速度の高い暗号資産などのデジタル決済が不正利用されている実態が指摘された。また、英国の規制外で運営される無許可のプラットフォームが組織的犯罪と結びつき、違法資金の流入経路になっている点も問題視されている。

正規のカジノにおいても資金洗浄のリスクは残っており、国家犯罪対策庁との連携が進められている。こうした脅威に対抗するため、英国政府は3年間で2,600万ポンドを追加投入し、UKGCには違法事業者や決済インフラを標的とする拡大された権限が与えられた。

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