予測プラットフォームのRobinhoodは、ミシガン州におけるスポーツ関連の新規契約の取り扱いを一時停止している。同州は予測市場の抑制に向けた取り組みを継続しており、KalshiやPolymarketといった企業が無許可のスポーツブックとして運営されていると主張しているためだ。今回の合意はミシガン州当局にとっての勝利となったが、予測市場セクターの将来を巡る真の戦いはこれからである。

ミシガン州による規制を否定するRobinhood

Robinhoodはミシガン州当局との間で、スポーツイベントに関する新規契約の提供を停止するとの裁判所承認済みの合意に至った。既存のポジションは、顧客が早期の決済を選択しない限り、10月9日をもって終了となる。この取り決めは、予測市場がギャンブルの一形態に該当するか否かを巡る広範な論争が連邦裁判所で決着するまでの暫定的な解決策である。

米連邦地方裁判所のポール・L・マロニー判事は先週、Robinhoodに対しスポーツ関連の新規契約提供を禁じる命令を下した。これに対しミシガン州当局は、Robinhoodが合意条件を遵守する限り、同州内での過去の活動に対する法執行措置を講じないことで合意した。ただし、同プラットフォームはミシガン州の賭博法が自社製品に適用されるとの見解を認めていない。

Robinhoodは、自社の提供するサービスが商品取引法(Commodity Exchange Act)に基づき規制されており、州の規制当局が契約を制限することはできないとの立場を維持している。同社は、予測契約のような金融デリバティブを監督する唯一の権限は商品先物取引委員会(CFTC)にあると指摘する。一方、州側はミシガン州の居住者に提供されるスポーツ契約は州法上のギャンブルであるとの主張を続けた。

激化する予測市場を巡る広範な議論

今回の暫定的な撤退は、ミシガン州のダナ・ネッセル司法長官が予測市場に対してあらゆる段階で異議を唱え続けている中で行われた。ネッセル氏は先頃、Kalshiに対する仮差止命令を取得しており、同社に対しジオフェンシングを実施し、ミシガン州居住者がスポーツ関連契約にアクセスできないよう求めている。Kalshiがこの命令に違反した場合、最大で1日あたり50万ドル(約7,669万円)の罰金が科される可能性がある。

Robinhoodは3月、州側がスポーツ予測製品に異議を唱えたことを受け、ネッセル氏、ミシガン州ゲーミング管理委員会、およびその他の州当局者を提訴した。6月には連邦裁判所が同社の仮差止命令の申し立てを棄却した。Robinhoodは控訴に踏み切り、米連邦第6巡回区控訴裁判所へと争いの場を移した。当該控訴は現在、Polymarketが関与する類似の訴訟と併合されている。

ミシガン州におけるRobinhoodの契約停止措置は、裁判所が最終的な結論を出すか、あるいは同州が禁止措置を撤回するまで継続される見通しだ。いずれにせよ、Robinhoodのスポーツ予測契約が当面の間、同州で禁止され続ける公算が大きい。この紛争が米連邦最高裁判所にまで発展する可能性も否定できない。