文・真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
この記事の要点
- 予測市場で非公開情報を利用した不審な取引が相次いでいる。
- Kalshiは年初から400件の不審な取引を記録した。
- スポーツリーグがインサイダー取引防止のため対策を求めている。
概要
予測市場において、非公開情報を利用して現実の出来事の結果に影響を与えるインサイダー取引への懸念が高まっている。ロイター通信のレポートによると、不審な取引事例が急増しており、プラットフォーム側は根絶に努めているが、事態の改善には至っていない。
具体例として、米軍兵士が軍事作戦の知識を悪用し、Polymarketで40万ドル以上の利益を得た事件が挙げられている。また、米国の業界リーダーであるKalshiは、年初から400件もの不審な取引を記録した。
スタンフォード大学法科大学院のヨーゼフ・グルンドフェスト教授は、あらゆる出来事が取引対象となる「ゲーミフィケーション」により、インサイダー知識に基づく取引の特定が困難になっていると指摘する。これを受け、プラットフォーム側は安全対策を強化している。一方、スポーツリーグ側は、インサイダー取引のリスクを理由に、特定のイベントに関する安全策の強化や市場の排除を求めている。
背景(当サイトのデータ)
- 関連トピック: 予測市場・イベント契約
- これまでの関連記事: 2026年5月18日 米国で予測市場を巡る訴訟や法案が相次ぎ、上院小委員会が公聴会を開催 2026年5月15日 Kalshiがニューヨーク予測市場訴訟の併合を求める、司法長官は「駆け引き」と主張
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