7年前にダブリンで失踪したアイスランド人ポーカープレーヤーの事件について、事態の打開を図るアイルランド警察が「重要参考人」を特定した。しかし、当該人物は取り調べを拒否しているという。
41歳のタクシー運転手であり、4人の子供の父親でもあるヨン・ヨンソン氏は、2019年2月9日に姿を消した。翌日から開催予定だったダブリン・ポーカー・フェスティバルに参加するため、単身アイルランドへ到着してから24時間も経過していない段階での出来事である。
ヨンソン氏は失踪前夜、フェスティバルの会場となったボニントン・ホテルでキャッシュゲームをプレイし、約4000ユーロ(約74万円)を失っていた。
翌朝11時頃、ホテルの防犯カメラには同氏がスウォーズ・ロード方面へ歩いていく姿が記録されている。その後、同氏は忽然と姿を消した。
翌日、アイルランドの首都での10日間の滞在を期待して現地入りした婚約者が、同氏の不在に気づくこととなった。
アイスランド国籍の人物
ガルダ(アイルランド警察)によると、聴取を希望しているのは現在イングランドのリヴァプールに居住するアイスランド国籍の男である。8月23日日曜付のアイリッシュ・インディペンデント紙は、この男が弁護士を通じて面談の要請を拒否したと報じた。
同紙によれば、捜査当局は男を逮捕するに足る証拠を保持していない。任意の聴取を通じて、いくつかの質問を投げかけることを期待していたという。
前科を持つこの人物は、ヨンソン氏が失踪する約1ヶ月前にアイルランドへ入国したとみられる。捜査当局は入国時期を特定したものの、出国時期については確証を得るに至っていない。
手がかりなし
今年初め、アイリッシュ・タイムズ紙は、ガルダが英国在住の男を重要参考人として特定し、聴取に向けて英国当局と連携していると報じていた。
ガルダは、インディペンデント紙が「裏付けのない情報」と表現する報告を入手している。それによれば、ヨンソン氏はギャンブルの借金、あるいは人違いが原因で、同郷のアイスランド人に殺害された可能性があるという。
広範囲にわたる捜索や数百件に及ぶ捜査線、繰り返される一般への情報提供の呼びかけにもかかわらず、同氏の痕跡は一切発見されていない。
2024年2月、ガルダはヨンソン氏の失踪に関連する匿名の情報提供を受け、ダブリン北部のサントリー・デメスネを捜索した。しかし、失踪の経緯を解明する証拠は見つからなかった。
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