|更新日: 2026年10月17日|読了目安 約7分

ここがポイント

  • 2023年4月に国が認定し2025年4月に着工した。
  • 事業者は日本MGMリゾーツとオリックス等が出資する。
  • 万博跡地となる夢洲第2期の事業者募集も始まっている。

大阪IRの初期投資額は、物価高の影響で約2400億円増えて約1兆5130億円に達した。

法律成立から唯一の認定へ

2018年7月にIR整備法が成立し、カジノを含む統合型リゾートを全国で最大3か所認める基本方針が確定した。

その後、自治体による申請受付を経て、2023年4月14日に国による大阪府・大阪市の区域整備計画の認定が公示された。同じ時期に申請していた長崎県の区域整備計画は、2023年12月に認定されなかった。

こうして大阪(夢洲)の1か所だけが認定区域となり、事業を監督する機関として国のカジノ管理委員会が指導を担う体制が整った。計画の具体化に伴い、事業者側の出資構成も固まっていった。

開発主体であるMGM大阪株式会社は、2025年5月に大阪IR株式会社から社名を変更した法人だ。出資比率は日本MGMリゾーツが約44%、オリックスが約44%、関西の企業など少数株主22社が約13%となっている。

  1. 2018年7月IR整備法が成立。カジノを含む統合型リゾートを全国で最大3か所認める
  2. 2023年4月国が大阪府・市の区域整備計画を認定
  3. 2023年12月長崎県の区域整備計画は認定されず
  4. 2025年4月大阪IRが夢洲で着工
  5. 2026年3月2回目の区域整備計画の申請期間を定める政令を公布・施行
  6. 2027年5月〜11月2回目の区域整備計画の申請受付(予定)
  7. 2030年秋ごろ大阪IR開業(予定)
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図1 大阪IRの年表
時期出来事種類
2018年7月IR整備法が成立。カジノを含む統合型リゾートを全国で最大3か所認める節目
2023年4月国が大阪府・市の区域整備計画を認定節目
2023年12月長崎県の区域整備計画は認定されず節目
2025年4月大阪IRが夢洲で着工節目
2026年3月2回目の区域整備計画の申請期間を定める政令を公布・施行節目
2027年5月〜11月2回目の区域整備計画の申請受付(予定)節目
2030年秋ごろ大阪IR開業(予定)節目

1.5兆円の着工と周辺公募

区域の認定を受けた後、計画は図面から夢洲の現地工事へと移った。2025年4月に大阪IRは夢洲で着工し、初期投資額は約1兆5130億円に達している。

工事が進むすぐ隣では、万博跡地を活用する動きも重なった。大阪府と大阪市は2024年1月29日、万博跡地にあたる夢洲第2期の約50ヘクタールについて、開発事業者を2段階で募集する方針を公表した。

この夢洲第2期区域の開発事業者の募集は、2026年7月3日に公告された。参加の受付期間は2026年8月5日から2027年1月8日までと定められており、夢洲全体の将来像に向けた募集手続きが進められている。

国は2026年10月に建設進捗を評価した際、カジノ収益を非カジノ事業へ安定的に投資する仕組みの検討を促した。施設単体にとどまらず、観光や地域への投資を持続させる仕組みが求められている。

人材育成と2030年の開業

施設の建設が進む一方、現場を支える組織づくりの取り組みも始まっている。MGM大阪は日本カジノスクールと提携し、2027年4月に「MGM大阪認定コース」を開講する。

この取り組みは、2030年秋に予定されている大阪IRの開業に向けて、現地で訓練を受けたカジノディーラーの層を育成することを目的としている。日本カジノスクールは2004年に東京で設立され、2018年には大阪に第2キャンパスを開設した実績を持つ組織だ。

提供されるコースは東京と大阪の両都市で開講され、初年度は年間800人の学生を受け入れる予定となっている。大阪IRの開業前に少なくとも2,000人を指導する目標が掲げられた。

カリキュラムの内容は、ルーレット、ブラックジャック、バカラの3つのゲーム技術に加え、ゲーム運営、不正防止、ギャンブル依存症への意識向上をカバーする構成だ。

MGM大阪の社長のエドワード・バワーズ氏は「世界クラスのIRを構築するためには、今から人材育成を開始する必要があり、これは重要なステップである」と説明した。

国全体では、2回目の区域整備計画の申請期間を定める政令が2026年3月に公布・施行された。2回目の申請受付は2027年5月から11月に予定されており、大阪IR自身は2030年秋ごろの開業を目指している。

海外市場への影響と国内規制

大阪での施設計画は、海外の既存市場にも波及している。慶熙大学の李忠基教授は韓国カジノ協会のフォーラムで、MGM大阪の開業が韓国カジノ業界に与える影響に関する学術研究の結果を発表した。

韓国で唯一地元住民にギャンブルを提供しているカジノリゾートであるカンウォンランドの利用者を調べたところ、MGM大阪を訪れたい理由の第1位は「新しいカジノを試すこと」であった。

また、Paradise Cityの最高マーケティング責任者のジェハン・キム氏は「大阪だけでなく日本は自国の文化から観光客を呼び込むのが非常に上手い。大規模なIRと組み合わせれば、非常に大きな影響があるだろう」と述べた。江原国立大学観光管理学科の准教授兼学科長のイ・ジェソク氏は「業界と政府の間には、大阪の脅威に対する認識や重要性の理解において、依然として大きな隔たりがある」と語っている。

韓国の外国人専用カジノでは収益の約50%を日本人プレイヤーが占めているため、顧客の動きが注視されている。外からの関心が高まる一方で、国内の営業には厳格なルールが適用される。

日本人がカジノに入場する際は1回6,000円の入場料が課され、入場回数は7日間で3回、28日間で10回までに制限される。本人確認にはマイナンバーカードが用いられる決まりやね。

日本の読者にとって

大阪IRの初期投資は約1兆5130億円に達し、夢洲第2期では約50ヘクタールの開発事業者公募が進む。日本人客に対する1回6,000円の入場料やマイナンバーカードによる本人確認など、国内制度の枠組みの中で計画が具体化している。

読者のみなさんへ

日本のIR(統合型リゾート)計画について、どう考えますか?

ページ下のワンタップ投票で答えて、選んだ理由をコメントで聞かせてください。

よくある質問

大阪IRはいつ開業しますか?

2025年4月に夢洲で着工しており、2030年秋ごろの開業を目指して工事が進められています。

大阪の次にIRができる可能性はありますか?

IR整備法では最大3か所まで認められており、国は2回目の区域整備計画の申請受付を2027年5月から11月に予定しています。

日本人も大阪IRのカジノに入れますか?

マイナンバーカードによる本人確認を経て入場できます。1回6,000円の入場料がかかり、7日間で3回、28日間で10回までの回数制限があります。

オンラインカジノは大阪IRと関係がありますか?

関係ありません。海外ライセンスのサイトであっても、日本国内から金銭を賭ける行為は刑法の賭博罪にあたります。

出典

この記事の作り方

この記事は、読者がよく検索している疑問と当サイトのデータをもとに編集部が企画し、出典に挙げた公式の発表と当サイトの記事、その元の報道だけを根拠に書いたものです。かぎかっこで引いた発言は元の報道にあるもので、発言者を添えています。事実は機械と別のAIが一文ずつ確かめ、編集長役のAIの基準に届いたものだけを公開しています。ギャンブルを勧めるものではありません。

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