国際的なカジノ開発企業メルコ・リゾーツ&エンターテインメントの会長兼CEOを務めるローレンス・ホー・ヤウ・ロン氏が、カザフスタンのオルジャス・ベクテノフ首相と会談し、中央アジアに位置する同国のアラタウ市開発に関連する観光インフラプロジェクトでの協力を協議した。

カザフスタン政府が金曜日に発表したプレスリリースの中で、この会談(写真)が明らかにされた。同発表ではカジノ事業への投資について協議が行われたかについては言及されておらず、両者が会談した具体的な日時も示されていない。

政府は声明において、「会談では、カザフスタンの観光インフラ開発における協力の展望や、アラタウ市でのプロジェクト実施に投資家が参加する機会について話し合われた」と説明している。

ベクテノフ首相は、アラタウ市に向けた新たな特別法的制度が水曜日(7月1日)に発効し、投資家との透明性の高い関与の仕組みが構築される。また、プロジェクトに対する長期的な確実性の提供や投資保護の強化が図られると言明した。

アラタウはカザフスタンのアルマトイ州に位置し、急速に発展を遂げる都市として現地当局により位置づけられた。2024年までジェティゲンという名称だった同地は、「未来都市」としてアピールが進められている。開発マスタープランは2050年までを対象としており、大規模インフラプロジェクトの第1段階は2030年までの完了が予定された。

公式資料によると、いわゆる「グリーン地区」には「ゲームおよびエンターテインメント産業が含まれる予定であり、飛行時間5時間圏内の地域からの観光客をターゲットにしている」という。さらに、F1サーキットの建設も計画に盛り込まれている。

カザフスタン政府の発表では、同地域における成長市場としてのカザフスタンの潜在性を指摘しつつ、メルコ・リゾーツが共同プロジェクトの模索に関心を示しているとするホー氏の発言が引用された。

両者は協力をさらに深め、近代的な観光・インフラ施設の発展を推進していく意向を改めて確認したと、同文書は付け加えている。

カザフスタンでは、アルマトイ州を含む一部の特定地域においてカジノ賭博が合法となった。国営通信社カズインフォルムによる3月の最新情報では、外国人専用の合法賭博に向けた4つの新たな特区が言及されていた。

米国市場に上場しているメルコ・リゾーツは、マカオ、フィリピン、キプロスでカジノリゾートを展開している。