ベラルーシ通信社は、ギャンブル広告に関する一連の改革案について協議が進められていると報じた。
欧州の主要なギャンブル市場とは言い難く、大手規制事業者の主要なターゲットでもないベラルーシだが、ギャンブルという議題は時折、同国の政治的課題として浮上している。
今回の動きとして、ベラルーシ独占禁止規制・貿易省が作成した法案草案では、宝くじ、スポーツベッティング、オンラインカジノを含むオンラインギャンブル広告の全国的な禁止が盛り込まれた。ただし、一部の例外は認められる見通しだ。
引き続き許可されるマーケティング活動に対しても、厳しい制限が課されることとなる。公共交通機関におけるギャンブルのプロモーションは禁止されるほか、事業者は宣伝素材に人物や動物を使用できず、あらゆる種類のボーナスに関するメッセージの掲載も不可となる。
ギャンブル企業は、広告放送の時間帯がより限定されるとともに、利用可能な広告チャネルも削減される。ギャンブルの魅力や露出を減らすことで、ギャンブル依存症の発生率を低下させることが狙いである。
同草案はすでに審査へ提出された。
この動きは、近年ギャンブル広告が厳しく制限されている欧州各地の規制動向と重なる。イタリアでは2018年以降、ギャンブルのマーケティングが全面的に禁止されている。
スペインも広告に関して厳しいルールを課す法域の一つだが、同国では規制をわずかに緩和する方向へ向かっているとみられる。これは、違法なギャンブル市場の蔓延に対抗するため、ライセンスを持つ事業者が市場でより適切に存在感を示す必要があるとする最高裁判所の判決を受けたものだ。
直近の例としてはオランダが挙げられる。2021年の市場再規制以降、ギャンブル広告に対する長期的な取り締まりが続いている。スポーツスポンサーシップやテレビ、印刷物、公共の場所、ソーシャルメディアでのマーケティング、さらに広告におけるサッカー選手などの「ロールモデル」の起用が禁止された。
この流れは、政府が提案したあらゆる形態のギャンブル広告の禁止により、頂点に達したといえる。
イタリア、オランダ、スペインと比較して、ベラルーシのギャンブル市場ははるかに小規模である。ブラスクの指標では35位にランクされており、イタリアの8位、オランダの14位、スペインの23位を下回っている。
それでもなお、ベラルーシ政府が同セクターに対する統制を維持しようとする意欲は、西側の各国と変わらない。政府は2025年半ばまでにルールを厳格化する意向を示しており、特にギャンブルによる収益が国外へ流出することを防ぐ狙いがあるとの見方が強い。
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