メルコ・リゾーツ&エンターテインメントが発表した2026年3月末までの3カ月間の総営業収益は、前年同期比10.9%増、2025年12月四半期比6.2%増の13億7000万米ドル(約2,144億円)となった。

業績改善の主因はマカオのリゾートにおけるマスゲーミング部門の継続的な成長であるが、シティ・オブ・ドリームズ・マニラにおけるVIPの持ち直しも見られている。

グループの調整後EBITDAは前年同期比9.8%増、前期比3.6%増の3億4300万米ドル(約536億8,000万円)に達し、純利益は7100万米ドル(約111億1,000万円)を記録した。

施設別では、シティ・オブ・ドリームズ・マカオのGGRが前年同期比11%増の8億13万米ドル(約1,252億2,000万円)、調整後EBITDAが9%増の2億1400万米ドル(約334億9,000万円)となっている。この改善は、マスGGRが12%増の4000万米ドル(約62億6,000万円)、スロットGGRが75%増の50万米ドル(約7,825万円)となったことが牽引している。VIPは前年同期比で横ばい(前期比では12%増)の2億2300万米ドル(約349億円)にとどまった。

スタジオ・シティにおいては、堅調なマスのホールド率36.9%が寄与し、GGRが11%増の3億7300万米ドル(約583億7,000万円)、調整後EBITDAが15%増の1億1200万米ドル(約175億3,000万円)に拡大している。マスGGRは10%増の3億3300万米ドル(約521億1,000万円)、スロットGGRは24%増の4100万米ドル(約64億1,600万円)を記録した。

アルティラもGGRが47%増の41万米ドル(約6,416万円)を計上し、そのうちマステーブルが前年同期比38%増の34万米ドル(約5,321万円)を叩き出している。スロットは105%増の8万米ドル(約1,252万円)となり、調整後EBITDAは4万米ドル(約626万円)を確保している。

フィリピンのシティ・オブ・ドリームズ・マニラは、VIPゲーミングが128%増の24万米ドル(約3,756万円)に拡大したことで、GGRが9%増の1億19万米ドル(約156億8,000万円)に達した。マスGGRは前年同期比で7%減少したものの前期比では6%増の44万米ドル(約6,886万円)となり、スロットGGRは前年同期比1%減ながら前四半期比7%増の51万米ドル(約7,981万円)となっている。

キプロスのシティ・オブ・ドリームズ・メディテレーニアンは、GGRが前年同期比で12%増加したものの、2025年第4四半期と比較すると22%減の65万米ドル(約1億172万円)に落ち込み、調整後EBITDAは9万米ドル(約1,408万円)へと急減した。

メルコのローレンス・ホー会長兼CEOは、キプロスについて「2月下旬に始まった中東情勢の緊迫化が観光客の到着に悪影響を及ぼした」と述べている。

さらに同氏は「今後の動向を注視しつつ、旅行需要の回復に向けた事業展開を図るため、機動的な運営体制を維持する方針だ」と付け加えた。

メルコが明らかにしたところによれば、最近開業したシティ・オブ・ドリームズ・スリランカのカジノ事業や、同施設のヌワホテルに対する経営管理サービスの提供を含むその他の事業部門は、1430万米ルの収益を上げ、調整後EBITDAは約30万米ドル(約4,695万円)となっている。