シンガポールで2024年に開催されたプライベートなハイステークス・ポーカーゲームにおいて、複数のプレーヤーから金品を強奪したマレーシア人の男6名に実刑判決が下された。被害総額は推定約400万ドル(約6億2,016万円)にのぼり、シンガポール史上最大級の強盗事件となった。
シンガポールで下された判決
検察側の主張によれば、犯行を主導したのはウォン・チ・シャン氏(35)とゴー・ブーン・トン氏(30)である。この2名に加え、モハマド・ハミドン・アーメド氏(49)、カルティック・パラニアッパン氏(34)、モハマド・ハシム・イスマイル氏(51)、ムハンマド・タウフィック・アフマド・ファウジ氏(34)が犯行に加わった。
月曜日、被告らは武装集団強盗や犯罪収益の国外持ち出しなどの罪を認め、禁錮7年8ヶ月から12年11ヶ月の判決を言い渡された。50歳未満の被告に対しては、それぞれ24回の鞭打ち刑も命じられている。
検察当局は、強盗を画策した2名が以前ポーカーゲームに参加したことのある知人を通じて情報を得ていたと指摘した。2024年4月18日の午前2時過ぎ、男らはブキット・ティマの高級住宅街であるキング・アルバート・パークのバンガローに押し入っている。一部の犯人は山刀や野球バットで武装しており、室内にはポーカープレーヤーを含む11名がいた。
犯人グループはテープや結束バンドで居住者を拘束し、スマートフォンや貴重品を奪った。その後、端末内の暗号資産アプリを操作し、被害者の口座から資産を不正送金している。グループが奪った現金、暗号資産、高級時計の総額は約390万ドル(約6億465万円)に達し、フェラーリの鍵も持ち去られた。
事件後の足取り
強盗後、グループは別々の国境検問所からシンガポールを脱出し、マレーシアで合流している。逃走の過程で、襲撃時に使用した衣服や武器を廃棄している。マレーシア到着後、奪った暗号資産の一部を現金化し、収益を分配した。
しかし、戦利品を享受する時間は長くは続かなかった。2024年4月から11月にかけて相次いで逮捕され、シンガポールへ移送されて起訴されるに至った。7人目の容疑者であるマレーシア人のムハンマド・ユスフ・カシム氏(33)は現在も逃走中だ。裁判資料によると、同氏はマレーシアを離れ、タイへ渡航したとみられる。
シンガポール当局は約133万ドル(約2億620万円)相当の盗品を回収したが、251万ドル(約3億8,915万円)以上は未回収のままである。なお、ゴー氏の協力により、約62万9000ドル(約9,752万円)相当の暗号資産が回収された。
この夏には別の大規模な摘発が行われ、シンガポール当局は2026 FIFAワールドカップに関連した違法賭博に関与したとして60名を逮捕している。
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