米国の商業スポーツベッティング収益は2025年に169.6億ドル(約2.7兆円)に達し、賭け金総額は1,669.4億ドル(約26.7兆円)に上った。
米国のオンラインスポーツベッティングは2025年も拡大を続け、商業収益は169.6億ドル(約2.7兆円)、賭け金総額(handle)は1,669.4億ドル(約26.7兆円)に達した。賭博が観戦のあり方をどう変えているかを扱った新たな報告書が、American Gaming Association(米国ゲーミング協会)のデータを引用して伝えた。
この変化は事業者の収益にとどまらない意味を持つ。規制市場が広がり、モバイルでのアクセスが日常化するにつれ、賭博は一部のファンが試合を観戦し、統計を追い、ライブの展開に関わる方法と結びつきつつある。報告書が引用したPew Research Centerのデータによれば、米成人の10%が過去12カ月にオンラインでスポーツに賭けたと回答し、2022年の6%から上昇した。
モバイル賭博とライブオッズが観戦体験の一部に
報告書によれば、ファンは自宅やバー、スタジアム内で観戦しながら、スマートフォンでスコアや統計、オッズ、ライブ速報を確認できるようになった。こうした利便性は、賭博を観戦体験の一部にする一因となっており、特にライブベッティングは試合中に賭ける機会を増やしている。
若年層はこの変化の重要な担い手とみられる。2025年7月8日から8月3日にかけて実施されたPewの調査では、30歳未満の成人の17%が過去1年にオンラインでスポーツに賭けたと回答し、2022年の7%から上昇した。
元記事はまた、より広い市場におけるオンライン賭博プラットフォームの一例としてBovadaに言及する一方、ニューヨーク州ではNew York State Gaming Commission(ニューヨーク州ゲーミング委員会)がモバイル・スポーツ賭博を規制し、州内の認可事業者リストを管理していると指摘した。
月次では鈍化も、収益は高水準を維持
長期的な傾向は依然として上向きだが、AGAが引用したより新しい月次データは、成長が鈍化したことを示している。同協会のCommercial Gaming Revenue Trackerによれば、2026年5月のスポーツベッティング収益は13.4億ドル(約2,140億6,000万円)で、2025年5月から1.8%減少した。
2026年5月の賭け金総額は120.6億ドル(約1.9兆円)で、前年同月比0.4%減だった。
これらの数値は、月ごとの比較が2025年の急激な伸びほどではなくなった一方で、米国市場が依然として大きいことを示している。
規制と責任あるギャンブルも引き続き課題
報告書によれば、ライブベッティングの台頭はより頻繁な賭けを促しかねず、賭ける側にとって責任ある判断と地域ルールの明確な理解が一層重要になる。
また、New York State Gaming Commissionが2026年2月に、アスリートとギャンブルが絡む注目度の高い事案に対応したことにも触れ、賭博とスポーツのより深い結びつきが規制や競技インテグリティ上の懸念ももたらすと強調している。
総じてデータは、オンライン賭博が米国のスポーツ消費により深く組み込まれつつある一方で、規制当局や業界関係者が参加状況、市場動向、消費者リスクを引き続き注視していることを示している。
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