文・真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
この記事の要点
- フィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)のテンコ会長が中東戦争による原油高と業界への打撃を表明した。
- PAGCORはオンライン事業者の最低保証手数料の適用を6月に延期した。
- テンコ会長はPAGCORが運営する商業カジノの民営化の承認待ちであると述べた。
概要
PAGCORのテンコ会長は、中東での戦争に起因する原油価格の高騰がフィリピン国内のゲーミング業界に直接的な打撃を与えていると発表した。同氏によれば、シンガポールやマカオ、米国などの先進的な市場も含めて世界中の管轄区がエネルギー危機の余波を受けている。この状況を受け、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領はエネルギー非常事態を宣言しており、燃料費の高騰や家計の圧迫によって観光業やホテル業界の稼働率低下が懸念されている。
こうした景況の悪化に対応するため、PAGCORはオンラインゲーミング事業者を対象とする新しい最低保証手数料の適用開始時期を4月から6月に延期した。さらに、同氏は規制当局と事業者としての役割を分離するため、PAGCORが所有するカジノ・フィリピーノブランドの商業カジノの民営化について、フィリピンガバナンス委員会からの承認を依然として待っている状態にあると説明している。
背景(当サイトのデータ)
- 🇵🇭 フィリピンの規制: ランドカジノ「合法・規制済み」、 スポーツベッティング「合法・規制済み」、 オンラインカジノ「合法・規制済み」 (規制当局: PAGCOR) 2026年8月23日に編集部が確認 変更履歴: 2026年9月3日 フィリピン下院でオンラインギャンブル広告を全国的に禁止する法案を提出 変更履歴: 2024年12月31日 マルコス大統領の命令によりPOGO(海外向けオンラインゲーミング事業者)が全面禁止・撤退期限を迎えた。国内向けeGamesは引き続き合法。
日本の読者にとって
フィリピンのPAGCORが規制と運営の分離に向けた商業カジノの民営化を進める中、日本ではMGM大阪株式会社が大阪・夢洲でのIR開業に向けて初期投資額約1兆5130億円を投じて建設を進めており、カジノ管理委員会がその適正な運営を監督する体制をとっている。
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