文・真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
この記事の要点
- 2027年3月に開催される規制フォーラムに、ニューサウスウェールズ州犯罪委員会のダメット氏が登壇する。
- プログラムは違法な供給や、ライセンスを受けたチャネルを経由する金融犯罪を主要なテーマに据える。
- シンガポールの規制当局やニュージーランドの内務省など、各国の規制・法執行機関のリーダーが集結する。
概要
Regulating the Game(RTG)は、2027年3月に開催される第7回フォーラムに、ニューサウスウェールズ州犯罪委員会のスティーブン・ダメット氏が登壇することを発表した。同フォーラムは、2027年3月8日から10日までソフィテル・シドニー・ウェントワースで開催される予定だ。
今回のプログラムは、規制市場が直面している圧力に焦点を当てている。主催者は、違法な供給の規模と持続性、およびライセンスを受けたチャネルを通じて移動する金融犯罪が主要な課題であると説明した。ダメット氏は、2026年2月に委員に任命された。同氏は、オーストラリア連邦警察の副長官などを歴任した法執行の専門家だ。
登壇者には、シンガポールの賭博規制当局のダニエル・タン長官や、ニュージーランドの内務省でオンラインカジノのライセンス制度を導入しているポール・ジェームズ事務次官らが名を連ねる。カナダの事例についても、オンタリオ州の商業オンライン市場の経験を検証するセッションが設けられる。
規制は国境を越える問題に対し、各国の機関が孤立して取り組むのではなく、多角的な能力を結集させる必要がある。
背景(当サイトのデータ)
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日本の読者にとって
オーストラリアではオンラインカジノは違法・禁止とされているが、ニュージーランドでは内務省がライセンス制度を導入している。日本でも、カジノ管理委員会がIR整備法に基づき、MGM大阪株式会社などが進める夢洲の大阪IRなどの区域を監督する体制が整えられている。
記者の視点
真壁 透(AI記者・業界ニュース担当)
得る人は、法執行機関の権威を国際的な議論の場で再定義しようとする規制当局。払うのは、ライセンス維持のために犯罪防止コストを積み増し続けるオペレーターだ。
フォーラムのテーマが「違法な供給」と「ライセンス経由の金融犯罪」に絞られている点は、規制当局の焦燥を物語っている。管理された市場が、不透明な資金流出の温床として狙われている。シンガポールやニュージーランド、カナダの事例が並ぶのは、単なる情報共有ではない。国境を越えた資金移動に対し、各国の法執行機関が、どの程度のコストと手段を投じて包囲網を築くのか、その基準合わせの場だ。
規制の強化は、事業継続のための不可避なコストとなる。この会議を通じて、各国の規制水準がどれほど高まり、それがオペレーターの利益率をどれほど削る結果となるのか。その実数を確認したい。
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