NFLは、不正操作やインサイダー情報、その他試合の公正性に対する脅威に対して脆弱であるとするスポーツイベント関連の契約の提供を停止するよう、予測市場に対して改めて強く要求している。

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NFLは、予測市場が不正操作やインサイダー情報に対して脆弱と見なす契約の提供を続けていると主張している

連邦政府の規制を受ける指定契約市場(DCM)宛てに9月3日(木)に送付された書簡の中で、NFLの最高コンプライアンス責任者であるサブリナ・ペレル氏は、取引所が数カ月前に同リーグが問題視して指摘した契約を引き続き上場させ続けていると述べた。

ペレル氏は書簡の中で、「数カ月前に我々が特定した問題のあるカテゴリに属する賭けが、取引所の契約として過去に掲載され、現在も掲載され続けていることは深く懸念される事態である」と綴っている。

初パスやフィールドゴールを外す市場

NFLが容易に不正操作されると見なす契約には、kicker(キッカー)がフィールドゴールを外すか、クォーターバックの最初のパスが不成功に終わるか、レシーバーへの最初のターゲットが不成功に終わるか、ランニングバックが最初のキャリーで規定ヤード数を下回る獲得にとどまるかといった項目が含まれた。

また同リーグは、中継時の言及や著名人の観戦に関する市場についても、結果が1人の人物によって左右される可能性があるとして反対の姿勢を示している。

もう一つのカテゴリには、公表される前にインサイダーによって把握されている可能性のある情報が含まれた。これらには、試合の最初のプレー、スターティングメンバー、トレードおよび契約、コーチング上の決定、採用や解雇の決定、NFLドラフト指名をめぐるライブ市場などが該当する。

さらにNFLは、選手の負傷や出場可否、選手の素行不良、ファンの安全、ペナルティ、リプレー検証の判定、その他審判の判定に関する契約を取引所が扱わないように求めている。

同リーグはこれまで長きにわたり、州の規制を受けるスポーツ賭け事業者に対し、不正操作やインサイダー情報の影響を特に受けやすいと見なす賭けを受け入れないよう促してきた。予測市場の運営会社に対して同様の懸念を最初に伝えたのは3月のことである。

CFTCによる規制の検討

NFLによる今回の働きかけは、規制当局である商品先物取引委員会(CFTC)がスポーツイベント契約を規律する新ルールの検討を進める中で行われた。

連邦規制当局が6月に公表した提案内容によれば、適切な安全措置が講じられていることを条件として、試合結果やポイントスプレッド、選手・チームの統計情報に基づく従来の市場が公益上の懸念を生じさせる可能性は総じて低いとされている。

しかし同機関は、NFLが指摘した一部の市場に対しては大きく異なる見解を示した。

同リーグによると、選手の負傷に基づく契約は「歪んだ経済的インセンティブ」を生み出し、機微に触れる医療情報の露呈につながりかねないという。一方で、審判の判定に基づく契約については、少数の個人の判断に依存するため不正操作の懸念が生じる恐れがあるとしている。

予測市場は、州のスポーツ賭け法の規制を受けるギャンブル事業ではなく連邦政府の規制下にある取引所として運営されていると主張しつつスポーツイベントの契約を提供することで、従来のスポーツ賭け事業者に対する有力なライバルとして台頭した。

これにより、各州がスポーツ関連の契約をギャンブルとして規制できるかどうかをめぐり、全米各地で法的な争いが引き起こされている。

一方でNFLは、係争中の契約の提供を継続することが、試合の公正性だけでなく、選手、コーチ、審判、そして予測市場の参加者にとってもリスクを生み出すと警告を発した。

ペレル氏は、「DCMが不適切な賭けを排除するためにさらなる措置を講じることが不可欠である」と結んでいる。